『耳で感じる!生声以上のエロボイス「絶対声感!」』愛沢蓮

 自作の歌を合成音声によって歌い上げるボーカロイドの初音ミクは、バーチャルアイドルとしてすっかり市民権を得た。だったら、好みの淫語を連呼してくれるエロボイスロイドがいてもいいはず!

 声フェチなら絶対に一度は考えたことがあるはずの夢がAVで実現! エロボイスロイドの「さくら」が全編完全吹き替え、ナース編、家庭教師編、叔母(母親の妹)編の3つのシチュエーションで甘いエロボイスを炸裂させる。

 さくらの声は、いわゆる萌え系のアニメ声ではなく、正統派のお姉さん系。”受け声”もいいが、圧倒的に”責め声”が素晴らしい。AV女優では絶対に表現できない蠱惑的かつ繊細な痴女ボイスで、脳の隅々まで痺れさせてくれる。エロボイスの一例を紹介しよう。

 おどおど系新米ナース編では、入院患者の破裂寸前の勃起棒を奉仕しながら声を震わせ、心の声で語る。

「男の人ってきっと家では毎日してるんだろうなぁ……」

 セクシー家庭教師編では、童貞の教え子を前に積極的に服をはだけて挑発。

「ンフ……憧れの女の人のおっぱいよ?」

 叔母(母の妹)編では、禁断の関係に溺れ、やや狂った調子で激しく喘ぐ。

「私のお口の中に……(ちゅば)……だしてぇ……(ジュパジュパ)……いいのよぉ……」

 心の声といい、フェラのチュバチュバ音といい、さすがエロボイスロイドだけあって完璧。昔、エロゲーで活躍してる声優さんに話を伺ったことがあるが、こういった淫靡な音も、それぞれに研究していかにいい音が出せるか試行錯誤してるんだとか。

 エロアニメとも違い、普通のAVとも違う。洋画の吹き替え版を見る感覚に近いかな。理想通りの声で喘いでくれる生身の人間のセックス。一度、この世界観にハマったら抜け出せなくなるかも!? いや~、脳に沁みるエロスだね、これは。
(AV評:文月みほ)
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