「サクセス」が「セックス」に!? 思わず赤面の海外エロ失言集

61ZAVP2T5QL._SS500_.jpg*イメージ画像:『日本人のエイゴ言い間違い!』 アルク

 海外から入ったニュースによると、フランスの政治がいま、オモシロいことになっているらしい。サルコジ内閣の閣僚から、イヤラシ~い失言が相次いでいるというのだ。  

 美女政治家としても名高い、フランスの法相・ダチ女史。インフレを意味する「アンフラシオン(inflation)」を、口淫を意味する「フェラシオン(fellation)」と言い間違えてしまった。その動画はYouTubeにアップロードされ、世界中のユーザーによって、数百万回も再生されている。

 テレビの政治番組で「世紀の大失言」をしてしまったのが、同じくフランス・サルコジ政権のオルトフー内相。52歳の閣下には馴染めぬ新語に翻弄されるうち、「性器印刷データベース」などという意味不明なものに言及することと相成った。

 指紋記録を意味する「empreintes digitales(アンプラント・ディジタル)」と、DNA記録を意味する「empreintes genetiques(アンプラント・ジェネティーク)」を混同した結果、「性器印刷」といった意味に相当する「empreintes genitales(アンプラント・ジェニタル)」と発言。

 まさか、国民全員の性器をデータベースに登録し、検問などでは「性器を拝見……」なんていう、エロSFチックな野望を持っているのでは……。そうともなれば、フランス内務省のコンピューターをハッキングして、ぜひともダチ法相のアソコを拝みたいものである。  同様の言い間違い事件は、カナダでも勃発。同国のトニー・クレメント産業相は、「サクセス・ストーリー」(成功談)を、「セックス・ストーリー」(性交談)と失言。「この国にはより多くのセックス・ストーリーが必要だ」という発言に聴衆は湧いたという。公衆の面前で「セックス」なんて言い出しそうにもない生真面目な人物の発言だったが、世の人々も、さほど深刻には捉えていなかったのだろう。  

 人間誰しも、言い間違いの経験はあるもの。閣僚の座にまでのぼりつめるようなIQ高めの面々でさえ、こういった言い間違いをするのだから、恥ずかしい言い間違いをしたことのある人も少なくないハズ。

「『ベニスの商人』のことを、ずっと『ペニスの商人』だと思ってました。で、ペニスの量り売りをする商人の姿を勝手に妄想してたんです……16歳まで(笑)」(36歳、男性)

「『トランク』と『トランクス』を混同してました。どっちがどっちだったっけ……と、今でもたまに不安になります」(24歳、女性)

「『ロータリーで待つ』と言わなきゃいけないところ、間違えて『ローターで待つ』と、父にメールで送ってしまったことはありますね。さすがにつっこまれなかったですけど、帰りの車内には、微妙な空気が流れました」(27歳、女性)  

 ちなみに、筆者の体験した言い間違いの中で一番印象に残っているのは、人身事故で抑止されているJR線の車内で、車掌が「レスキュー隊が到着したところで……」というべきところを、「轢死体が……」と言い間違えていたこと(絶対に禁句のハズでは!!)。いやがおうにも、現場のスプラッタな光景を思い起こさせられた。  

 洋の東西、また言語の体系を問わず、笑える言い間違いは発生しているようだ。それは、庶民もお偉方も一緒のよう。 もっとも、少なくともフランスやカナダでは、些細な「言い間違い」を国会の場で延々と野党勢力に追求される……といったようなことはないようである。
(文=タコ野パウル)

『かなりHな夜の教科書 あなたの「性知識」は間違いだらけ!』著:志賀貢

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