『筋肉美人プロレスラー マグナム朱美』マグナム朱美

「デビューの理由? アタシに一番合うのは喧嘩とセックスだって思ったから。AV男優が、このアタシをどれだけイカせられるのか楽しみにしてるよ」

 若い頃から酒、たばこ、喧嘩、セックスと、一通りのことはやってきたというヤンキーあがりの女子プロレスラー・マグナム朱美嬢。悪魔のようなメイクで顔を飾り、凄味の利いた声でインタビューに答える姿は、まさしくヒールそのもの。自慢のボディーは筋肉隆々ではなく、いわゆる細マッチョ系。華奢に見えるが、リング服の下から現れたのは鍛え上げられたボディー。レスラーの仲間からは「黒い鋼の筋肉」と呼ばれていたという強靭な筋肉はとにかく見事!

 そんな彼女のデビュー作。定番通りにいくはずがないとは思っていたが、まさかこんな一言からファーストセックスが始まるとは……。

「あたしに指図すんじゃないよ!」

 業界一のマッチョ男優を目の前にし、強引に唇を奪った彼女は、「あんたもいい筋肉してんじゃん」と、見とれながら激しくチ●ポを貪っていく。怖い、怖すぎる。しかし、逆に責められた瞬間、ふいに「あんっ」と、かわいらしい声が漏れる。ところが、それも一瞬。再び男優を押し倒すと、顔の上に立ちはだかり、おもむろに聖水プレイ。間髪入れずに、筋肉と筋肉がぶつかりあう燃焼系セックスが始まったかと思うと、あっという間にザーメンを2発連続で搾り取り、勝ち誇った顔を見せつける。

 そして、驚くべきことに、すぐさま全裸筋トレを開始。全身から玉のような汗をかいて、唸り声を上げながら鍛える姿は、全国の筋肉女フェチを釘付けにすることだろう。

 しかし、本当の驚愕はここから。なんと、場面が変わって現れた彼女は、愛くるしいお嬢様に。男の驚きの視線にデレデレしまくりの、清純な新人女優になってしまったのだ。

「え、別人みたい? う~んと、レスラーのメイクするとスイッチが入っちゃうのかな? ウフフ……分かんなぁ~い」。

 そんな彼女は、マ●コを見られただけで羞恥にのたうつ正真正銘のウブッ娘。格闘技かと思われた、先ほどのセックスとは打って変わり、それはもう言葉を失うくらいに衝撃的な従順セックスを繰り広げていく。これぞ、「リアル・ツンデレ」。ただし、ツンとデレの間が地球と太陽ほど離れているが……。

 最後にはキャットファイトシーンまである、奇想天外なデビュー作。見るだけでカロリーを消費しそうな熱のこもった傑作である。
(AV評:文月みほ)
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◆メーカー:ROCKET◆品番:RCT-252◆時間:100分◆価格:3129円