『3D映画館痴漢』

 『アバター』以来、続々と公開されている3D映画。その魅力はなんといっても迫力。奥行きのある映像が視界いっぱいに繰り広げられると、ふと自分が今どこにいるのかも忘れて夢中になって映画の世界に没頭してしまうもの。気がつけば隣に座っていた女性の股がガバ~ッと開いていて驚いた、なんて経験もあるのでは? 

 さて、そこに目を付けたのが痴漢のプロ。ただでさえ無防備になりつつある映画館だが、あのメガネを装着することで至近距離の視界は悪くなり、脇がガラ空きに。しかも、映画に夢中になっていたら、太股をさすられていても気づかないなんてことも。それを悪用し、本作ではかなり大胆な手法で痴漢行為が繰り広げられていく。しかも、8割方観客が入った本物の映画館の先頭席という、スリリングな場所でだ!

 ターゲットになったのは、一人で映画鑑賞を楽しんでいた美人OLや、なんとカップルや母娘2人組など5名。みな、最初は痴漢の手をウザそうに払いのけるが、それが運のつき。強く突き離さなかったことで、あっという間に身ぐるみを剥がされ、股間を弄られてしまう。そうなると今度はほかの客に気づかれてはまずいと、声を出せなくなってしまい、遂には挿入までも許さざるをえない状況に。必死で声をかみ殺し、座席の背もたれに隠れるようにして、されるがまま弄ばれてしまう。

 ところが、凄いのはここから。この際どいスリルを楽しんでしまう女性が続出するのだ。映画館という異空間が巻き起こしたマジックなのか? 最初こそ恥ずかしそうに目を伏せていたものの、胸を揉みしだかれているうちにMッ気を炸裂させうっとり。最後にはメガネを投げ捨てて、暗闇ファックの快感に喘ぎ声を漏らしていく。また、母と娘の2人組は、お互いにクンニまでしてしまうからビックリ。仲良く並んだままセックスし、最後はこれまた並んでぐったり倒れ込む。その様子がとにかく卑猥!!

 痴漢作品は数あれど、これはかなり斬新。ファンタジー映画の登場人物にでもなった気持ちなのだろうか。夢うつつでヘタりこんでいくM女たちの顔は、みな快感に溺れきっているようにも見えるのだ。
(AV評:文月みほ)
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