新人AV女優がセックステクニックを向上させるべく、本格ソープ技をレッスンする企画としてお馴染みとなった高級ソープシリーズ。どの女優もたいていは、聞いたこともない専門用語に目を丸くし、現役ソープ嬢の驚愕のテクニックにプロ根性を燃やし、その結果、見違えるほど熱のこもったセックスを楽しませてくれる。だが、それに加え、今回のヤル気の証としてテーマソングまで作ってしまった新人女優が現れたのだ！
その新人女優とは、現役シンガーの松浦ひろみちゃん。本格AVデビュー第2弾で、いよいよ本シリーズに出演することとなったわけだが、好奇心旺盛でエッチが大好きという彼女は、ワクワクする気持ちを得意な歌に込めて陽気に歌いあげながら、初体験のソーププレイに挑戦。そのノリの良さときたら、デビュー作で緊張していた同じ女の子とは思えないほど。しかし、この天真爛漫さこそが、彼女の本来の姿。何かしてくれそうな嬉しい予感だ。
さて、いよいよレッスン開始。スレンダーなボディを使って泡洗いをしたり、スケベ椅子やマットを使った未知の体験に、キュートな猫目をキラキラさせてレッスンを重ねていく彼女。その姿はまるで部活で先輩から特訓を受けているかわいい後輩そのもの。慣れないローションプレイに四苦八苦しながらも、「絶対に成し遂げてやるぞ～」という気合が伝わってきて、とにかく心地よい。立ちシックスナインもローション騎乗位もそのぎこちなさゆえに、愛くるしさが伝わってくる。
そんな彼女が、遂に「何か」を起こすのは後半戦。いよいよお客様を迎えて実技開始となるのだが、さっきまでの気合の入った顔とは一転、男を迎え入れる顔は人懐っこい笑顔で満たされ、スケベ椅子もマットも覚えたてとは思えないナチュラルテクニック。さすが、人を喜ばせるための表現活動を生業としている彼女。未熟ささえも愛情表現の一つであるかのように感じさせ、ラストのベッドセックスでは、年下の甘えん坊の恋人とイチャイチャとまぐわっているかのような錯覚さえ抱かせるのだ！
もしかすると、彼女にとって今回のレッスンは、ギターコードを覚えるような感覚だったのではないか。基本テクニックを知らずには、自己表現などできはしない。基本奉仕セックス技を知った彼女は、ついにAV女優としても自己表現を始めたのだ。ベッドに響く甘いあえぎ声には、癒しに満ちた彼女の歌と同じく、温かい愛情が込められているように感じた。
（AV評：文月みほ）
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