『M男狩り エリカ』安堂エリカ

 本日ご紹介するのはキャッチフレーズの「はぁ? 大丈夫 あんたら」のひと言に惹かれてチョイスした1本。結論から言うと、これがヒット。このエリカちゃんは、傲慢な目をして笑う今ドキギャルなのだが、想像以上に言葉巧みで、責めっぷりは女王様そのもの。ギャル痴女ものといえば完全に男を見下しつつ責めるのが主流なのだが、彼女の言葉には厳しい中にも愛があるのだ。

 登場するや、いきなり3人のブリーフ男をこき下ろす彼女。丁寧に1人づつパンツの匂いを嗅ぎ「臭い」とか「へぇ~ふんっ」等とM男が思わず反応してしまう言葉を連呼しながら、手コキ責めをしていく。しかし、ここからが彼女の本領発揮、

「全然ダメ。もっとよがりなよ? ほら、もっともっと!」

 金のアクセサリーをチャラチャラ鳴らしながら責めていたかと思うと、厳しい目でいきなり立ち上がり、M男たちにダメ出しを始めたのだ。これが全くヒステリックではなく、むしろ可愛いが故に、部下に愛の喝を入れる頼れる女上司のようでもあり、もっと叱って欲しいとさえ思えてしまう。

 さらに凄いのがセックス中。2人を手コキしながら、残る1人をしっかり顔騎で満たしたり、騎乗位でガンガン攻めていたかと思うと、いきなり「疲れちゃったからもうムリ」と男を突き放し、わざと焦らせてみたり。受け身と責めのタイミングが絶妙! 正常位中は完全に受け身ながら、男が必死で腰を振る顔を見上げてニヤリと笑って挑発。この顔がたまらなくエロティックなのだ。

 責めるだけではなく、M男のご奉仕精神までも上手に満たす彼女。その姿は「世の中の男は、あたしのためにいるのよ」的であり、SMの女王様というより、リアル女王に近い。彼女に狩られればどんな男もM男になってしまうのでは? そんな不思議な魅力を持つ彼女は、同性の目から見ても素直にカッコイイと思える。こんなセックス一度でいいからしてみたい!
(AV評:文月みほ)

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