ストリップの灯がまた消えた…新宿の名物ヌード劇場『DX歌舞伎町』ラスト公演リポート

 23時36分~、ラストのポラ撮影タイム。なんと5人同時である。こんな深夜なのに大混雑。アナウンスがあり、「盆の赤い絨毯、3万円で売ります。本日現金持ち帰り限定、希望すれば武藤つぐみさんの落書きも」とのことで、場内は笑いに包まれる。ストリップのライブショーとしての魅力をここでも感じる。場内に一体感があるのだ。

 この日はオープンショーでの「おひねり」もすごかった。千円札を縦に二つ折りにしたものを観客が次々に踊り子に渡していく。「おひねり」が多すぎて終わらないくらいだ。みんな最後だと思って、奮発してくれたのだろう。

 23時59分~、ジャンケン大会がスタート。真白希実さんが登場し、ポスター、ストリップ記事の載っている雑誌、写真集、ハンカチ、色紙、扇子、チケットなどをプレゼントする。時間がないので大慌てでジャンケンする。

 ラストはグランドフィナーレ。軽快な音楽にのって、9人の踊り子が盆の周りに集まりオープンショー。すごい華やかさだ。

 その後、踊り子が1人ずつマイクを持って挨拶する。


「絶対に忘れない」

「最後の週に最高のお客さんに会えた。みんなありがとう」

「自分の中で最高のステージができた」


 など。そして最後にトリの真白さんが、


「素敵な思い出、本当にありがとうございました」


 とメッセージを。

 秋元社長が白いシャツと黒いズボン姿で登場し、


「これで終わりだと思うと寂しい。39年の歴史、本当にありがとうございました」


 とコメントし、観客席の三代目葵マリーさんから花束を贈呈される。

 

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