ストリップの灯がまた消えた…新宿の名物ヌード劇場『DX歌舞伎町』ラスト公演リポート

 2回目公演のトリ前に、


「入口の扉に人が入り切らないので、奥に詰めてほしい」


 というアナウンスが入る。

 場内は完全に「お祭り騒ぎ」。次第に女性客が増えていくのが分かる。こんなにお客が入っているデラカブ(『DX歌舞伎町』の愛称)を初めて見た。超満員である。

 2回目公演終了後、予定通り、閉館式が始まる。司会はチナツ嬢。

 まずは踊り子の集合写真の撮影から。

 出演している9人に加えて、応援に来ていた2人、豊田せりか(引退している)と埃(ほこり、新人でデラカブの末娘)を加えた11人を記念撮影する。

 その後、踊り子を代表して、葉月凛さんがスピーチする。


「10年前にDX歌舞伎町でデビューしました。…昔は良かった。…ストリップをみなさんで応援していきましょう」


 秋元社長への花束贈呈の予定が割愛されて、受付の店員さんが代わりにステージへ。踊り子代表として御幸奈々さんと美咲遥さんが花束を渡す。

 店員さんが挨拶。


「ご来場ありがとうございます。最後にこれだけ集まってくれて本当に嬉しい。本日はありがとうございました」


 そしてトリの真白希実さんがコメントする。


「なくなるのは本当に残念。みなさんの心に残るようなラストステージを務めたいです。楽しんでいってください。これからもストリップを盛り上げるのを手伝っていただきたいです……」


 最後に会場の全員が起立して、一本締めで締めくくった。

 

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