筆者が初めて“カメラの前で射精”したのは、今から23年前のことだ。
当時はエロ本雑誌の編集者で、読者男性の家に風俗嬢を連れていき顔射シーンを撮影するというコーナーを担当していた。
その日もいつものようにカメラマンと風俗嬢を伴って読者男性の6畳一間の安アパートを訪問。ところが、いざ撮影を開始しようとしたら、その風俗嬢が突然鬼の形相で文句を言ってきたのだ。
「顔射されるのは聞いてたけど、フェラするなんて聞いてない。絶対にヤダ!」
この風俗嬢は、AV女優も兼任していて、それを売りにしていた。しかし、AVと言っても出演しているのは企画モノばかりで、お世辞にも可愛いとは言い難い容姿。おまけに体型もポッチャリ気味で、AV女優という肩書がなければ箸にも棒にもかからないレベルだった。
まったくの素人だった読者男性は、当然のように意気消沈してしまい、チンコは完全に沈黙状態。このままでは現場がとんでしまう…。その場を仕切る立場だった筆者は、少し考えてから結論を下した。
だったら、この糞生意気なメスの顔に俺のザーメンをブッかけてやるぜ!!
実はそれまで、カメラの前で裸になるエロ本編集者を少々軽蔑していた。作り手は裏方に徹し、常に俯瞰して全体を見るべきだと思っていたからだ。
だが、現場をとばす事態だけは避けねばと判断し、自ら脱ぐことを決意したのだった。
アパートの浴室でシャワーを浴び、部屋に戻ってその風俗嬢の前でシコり、数分ほどで大量のザーメンをその風俗嬢の顔面にブチ撒けることに成功した。
あっ、こんなの初めて…。
カメラの前で射精するのが、こんなに気持ち良かっただなんて!!
この時のハプニングが、筆者の人生を変えたといっても過言ではない。それ以降、事あるごとに男優役を買って出るようになり、今もカメラの前で射精することに喜びを感じているのだった。
しかし、元編集者という気概も残っていて、読者に不快な思いをさせないよう心掛けていることがある。それは、体型をキープするということだ。
あくまでも主役は女性なので、男優は下手に個性を出してはならない。太り過ぎても、痩せすぎていてもダメだ。そんなワケで、見いている者の記憶に残らないような“中肉中背”の体型を維持するように気をつけているのだ。
少々前置きが長くなってしまったが、今回はそんな体型にまつわるお話だ。
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