【ガチンコ素人ハメ撮り地獄変】乳児を連れてハメ撮りに臨む女


 「本当は東京に出たいのですが、子供がまだ小さいので行けなくて…」と電話越しに申し訳なさそうに話す様子から、相応の常識がある女というのも好印象だった。このころ、都内某所や千葉県某所、神奈川県某所など治安の悪いことで知られる地域の人妻や熟女ばかり相手していたので、こちらの精神はすっかり荒廃していた。

 10代で愚かなのは年齢のせいと割り切れるが、30代や40代でバカだと救いがない。垂れた乳や小じわのある顔で頭の悪いギャルと同じノリで接しられるというのは、なかなか辛いものがある。「そりゃあ、こんな親に育てられたら子供はグレるわ」と自らの現状を棚に上げてため息をつく毎日。そういう時に美人で常識のある人妻と会うのは、地獄に仏だった。新幹線の中で妄想が加速し、目的地に着く頃には“天女と同衾できる”と結構ヤバいことを考えていた。

 ところが、現実はいつも残酷で、待ち合わせ場所には何故かエリコと一緒にベビーカーがあった。これから行うのはハメ撮りなので、ベビーカーはどう考えても不要。小道具にしては大きすぎる。

 愕然としていると、エリコは若干申し訳なさそうに

 
「主人の実家も私の実家も離れたところにあるので、子供を預けられないので連れてきました」

 
 と言った。我々がこれから行うことが喫茶店でお茶を飲む程度のことなら「構いませんよ、ハハハ」と笑えるのだろうが、生憎これから行うのはハメ撮りである。子供が邪魔とかそういうレベルの話ではない。いくら0歳児でも、ホテルに連れて行っていいものなのか…。倫理観などとうにすり切れたはずなのに、罪悪感が頭を支配する。そもそも、

 
子供と同室で見知らぬ男とセックスすることに、彼女は思うところがないのかしら。

 
 その辺りを問い詰めたい衝動に駆られたが、気分を害して撮影キャンセルにでもなれば、地方まで飛んだ意味がない。こちとらブラック企業勤め、無手で帰ったら交通費は自腹である。ベビーカーを折りたたみ、赤ん坊を目立たぬように抱え込んで、ホテルの部屋に駆け込んだ。

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