新宿アルタ前からラブホ街に向かって歩き始める。
「あ、あのぉ」
「ん? どうしたの?」
「わ、私みたいなので平気ですか?」
どうやらオリエちゃんは、自分がかなりイけてないカテゴリーに属していることを理解しているようだ。
キュン♪
筆者自身もイけてないカテゴリーに長年属しているので、彼女の気持ちが痛いほどよく分かってしまった。こういう態度を取られたら、無下に扱うことなんてできるわけない。
「全然大丈夫だってば! オリエちゃんのほうこそ、こんなスケベそうな男で平気なの?」
「私は全然平気です。でも、ショーイチさんが無理してるんじゃないかって…」
「そんなことないって! もし無理だと思ったら、会った瞬間にゴメンなさいって言ってるよ」
「で、でもぉ」
こちらが否定しても頑なに自分を卑下するオリエちゃん。少しの謙遜なら可愛いものだが、あまり卑屈になられるとコチラの気分が冷めてしまう。
こういう女性を黙らせるには実力行使しかあるまい!
信号待ちの際、うつむき加減の彼女の横に並び、ソッと彼女の右手首を掴む。そして、筆者の股間に誘導して、固くなっているイチモツをズボンの上から触れさせる。
「ね? チンチンが固くなってるの分かるでしょ?」
「は、はい…」
「早くオリエちゃんとエッチしたいから、こうなってるんだよ」
「わ、分かりました」
前述したように、三日も溜まっていたので、ちょっとした刺激だけで勃起するようになっていた我が愚息。決してオリエちゃんに欲情していたわけではないが、このチンチンタッチによって彼女のクチが閉ざされたのだった。