――ところでミリオン専属女優になって、キカタン時代よりも暇な時間が増えたんじゃないですか。
「それが、ぶっちゃけキカタンの時と変わらなかったんですよ。確かにキカタンの時はほとんどが撮影で、それに対して専属女優になってから撮影は月1本だったんですけど、サイン会だったりミリガのイベントだったりが多くて。けっこう暇になるなと思って趣味に没頭しようと思っていたんですけど、あんまりキカタン時代と変わらない忙しさでしたね」
――ミリオンガールズZの活動はいかがでしたか。
「私は女の子の群れって、あんまり好きじゃないんですよ。でもミリガは仲が良くて、いい子の集まりだったから良かったです。バランスも良かったんでしょうね。キャラが皆違っていて、でも、でしゃばる子はいなくて、上手く回っていましたね」
――星美さんと佐倉さんはどんなタイプの女の子でしたか。
「りかちゃんは、とにかく顔がタイプで可愛い! 自分が男だったら、ああいう女の子と付き合いたい。良い意味で気分屋だから振り回されると思うんですけど、そこがいい(笑)。あと私にはない言葉のチョイスをするんですけど、発言が天才なんですよ。ああいう発想は羨ましい。きずぽんは外見と中身の違いにビックリしました。外見はロリっぽくて可愛いのに、実際に会ってみると、すごくサバサバだし、声が低いんですよね。そのギャップで余計に好きになりました。基本的に私は女の子といるよりも、男の子といるほうが楽なんですよ。でも二人はサバサバ系だから一緒にいて楽でしたね」
――この取材の時点で、ちょうどミリオン卒業まで一カ月ですが実感はありますか。
「ミリガとしての活動は限られているので実感が湧いてきました。りかちゃんはAV女優自体を引退するから、特に会話を大事にしていますね。りかちゃんとはお家も近いので、卒業しても遊ぼうねとは言っているんですけど、星美りかとしての活動は最後ですからね。だから一個一個のイベントを大切にしています」
――イベント中に泣いたりはしてないんですか。
「まだです。涙はラストライブまで残しておこうと思って。今までメンバーを送る側だったけど、今度はりかちゃんを送りつつ、自分も送られる側だから複雑で。どういう立ち位置にいればいいのかなと(笑)」
――ミリオン卒業が決まった時のファンの反応はいかがでしたか。
「りかちゃんの引退と、私の卒業が同じタイミングの発表だったので、私も引退じゃないかって大騒動が起きたんですよ(笑)。Twitter検索しても『友田彩也香 引退』って出ますからね。だから、ここで声を大にして言いたいんですけど、引退じゃなく卒業です!」
――ちなみに過去に引退を考えたことはありますか。
「ないですね。ぶっちゃけ、こんなに長くやるとは考えていなかったし、こんなに需要があるとも思っていなかったし。今なんて2、3年続ければいいほうじゃないですか。でも今までがむしゃらにやってきて、デビューした時に思い描いていた夢が全部叶っているんですね」
――たとえば、どんな夢ですか。
「写真集に始まり、もともと演技をしたかったのでドラマとか映画に出る夢も叶ったし、木村拓哉さんと同じ画面に映る。これは『27時間テレビ』で叶いました。あと大好きなプロレス関係のお仕事もできているし、CDを出せたのは想定外でしたし。このお仕事を始めるにあたって、今話したような夢を叶えるって親に宣言していたんですね。それを有言実行で叶えているからこそ、家族も私の仕事を許してくれていると思うんです」
――ではミリオン卒業後の目標は?
「何で私は売れないんだろうって、いまだに思っているんです(笑)。全然、自分の中では売れている範囲に入っていないので、もっと売れて有名になりたい!」
(文=猪口貴裕/写真=尾藤能暢)
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