店名は昔と一緒なのに中身は別物? 今、吉原で何が起こっているのか


 事情通いわく「体育会系に似ています。先輩がご飯を食べ終わるまで1年生はご飯を食べられない、という感じです(笑)」とのことだ。ただ、その後、2軒目、3軒目とオープンしていくと、徐々に周囲の老舗ソープからも認められるようになるのだとか。しかし、この場合は時間を必要とする。

 そこで、すぐに利益などを生みたいと思うオーナーは、新たに店舗の権利を手に入れても、店名を変えないでサービス内容を一新する手段を取ることがあるという。

 実は、現在、吉原では権利を売りに出しているソープランドが少なくないが、なかなか買い手が見つからないそうだ。それは、このような古くからのしきたり的なものが影響しているのだろう。いずれにしても、4年後の東京オリンピック開催に向けて、吉原には何かしらの大きな動きがあると予想される。昔ながらの、古き良き時代を満喫するには、今しかないのかもしれない。
(文=子門仁)

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