AKB48人気メンバーが「自宅バレ」の恐怖…アイドルのSNS利用にキケンな落とし穴


 利用者の不注意だけでなく、何気ない投稿が「自宅バレ」につながりかねないこともある。

 昨年秋、SKE48メンバーの実家を特定したという掲示板サイトの書き込みが話題になった。その根拠となったのは数枚の写真。2013年に先輩メンバーが自身のブログで当該メンバーの実家を訪れたことを報告し、実家周辺と思われる場所で撮影したツーショット写真を掲載していたのだ。

 これを目ざとく発見した悪質なファンが、背景の建物や山の形など基にGoogle Earthで場所を特定。実家がどこにあるのかも大体の見当がついたと書き込んでいた。これが災いしたのか、当該メンバーは書き込みがあった前後に「私はこれから自分探しの旅に出たいと思います。だから、探さないでください」とグループを卒業している。

「悪質なファンたちはメンバーの住所を割り出し、それを仲間内で共有しているようです。大半はガセ情報といわれていますが、なかには本物も混じっていることもある。大きな手がかりとなってしまうのが、SNSでの発言や写真。近所のお店や立地情報などを何気なく書き込んでしまうことがあり、自宅近くで撮影した写真は昨今の地図アプリの進歩によって特定の危険性が非常に高まる。その危険性を認識していないアイドルが少なくないようです」(前同)

 近年はアイドルにとってSNSの更新もファンサービスの一つとなっている。だが、一般人時代と同じ感覚でSNSを使っていると取り返しのつかない事態になりかねない。ネットのリスクを学ぶこともアイドルの必須課題となりそうだ。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops

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