亀頭だけを挿入した状態で目を瞑る。そして、他界した愛犬や祖父母の顔を思い出す。
しんみり……。
アンガーマネジメントならぬリビドーマネジメントだ。
勃起したままだが、海綿体に流れる血液の量が少しだけ減ってくれた。その状態で少しだけ亀頭を出し入れしてみる。
「これならどう?」
「さ、さっきよりは痛くないです」
「じゃあ、このまま出し入れするね」
「は、はい」
「痛くならないよう、できるだけ早く射精してもいい?」
「は、はい。お、お願いします」
数回ピストンすると、また血流が戻ってチンコが固くなり過ぎる。その度にピストンを止め、リビドーマネジメントを行う。
それを繰り返すこと10数回。ようやく射精の前兆が訪れた。
だが、ここでラストスパートをしたら今までの苦労が水泡に帰す。腰を振りたい気持ちを堪え、ゆっくり出し入れを続ける。
ふぅ。
半勃ち状態での射精に成功。夢精に近い感覚で、これはこれで好きなのである。
はぁぁぁ、気持ちえがったぁ。
余韻を楽しみたいところだが、すぐに亀頭を引き抜く。
そしてコンドームの先端に溜まっているザーメンを彼女に見せる。
「ちゃんとゴムの中に出したから、安心してね」
「あ、ありがとうございます」
「少し横になって体を休めようか?」
しばらくベッドの上でまどろむふたり。
その後、帰り支度の最中に提案してみる。
「もしララちゃんさえ良かったら、またこうやって会いたいな」
「え? 私みたいなのでいいんですか?」
「もちろん。今日は俺ばっかり気持ち良くなっちゃったから、次はもっとララちゃんに気持ち良くなってほしいんだ」
「そ、そんな。じ、充分気持ち良かったですよ」
「でも、途中で何度か痛くなっちゃったでしょ? 次は一度もララちゃんが痛くならないよう頑張るね」
「フフ、本当に優しいんですね」
無事にLINEの交換を終え、ホテルを出る。そして駅の改札まで彼女を送ってデート終了となった。
その数時間後、ララちゃんからLINEが届いた。
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ショーイチさん。今日は本当にありがとうございます。
エッチってこんなに気持ちいいものだったんですね。
おかげさまで前向きになれそうです。
こんな私相手じゃつまらないかもしれませんが、また会ってくれたら嬉しいです。
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どうやら筆者の愛情たっぷりの愛撫が通じていたようだ。
正直、ララちゃんの見た目はあまり好みではないが、あまり男を知らないボディを開発していく楽しみのほうが勝る。
次回の逢瀬が今から楽しみだなぁ。
(文=所沢ショーイチ)
※今回トコショーさんが出会ったのは、芸術的ボディの未開発JD! やっぱり羨ましいですね! 俺も…なんて思った方は【イククル】(https://www.194964.com/)へゴー!