コンドームを彼女の視界に入るところで装着。そして正常位で入れる前に再びクンニ。濡れ具合を確認するため、中指を挿入して確かめる。
表面は乾いていたが、すぐに濡れ始める。中もしっかり濡れていたので、挿入しても大丈夫そうだと判断。
正常位でインサート。
キスしながら腰を振るが、アンリちゃんの反応は薄い。やはりクリトリスへの刺激が必要なのだろう。
もっとキスしていたかったが、ガバっと上体を起こす。
そして、ピストンを止め、チンピクしながら右手親指の腹でクリトリスをコネ回す。
「あ、いぃ」
すぐにアヘ声を漏らすアンリちゃん。
チンピクのリズムは8ビートといった感じだが、親指の動きを16ビートの速さにする。
「な、中も、クリトリスも気持ちいいです!」
分かりやすい反応を見せてくれるアンリちゃん。
徐々にマン圧が高まってきたので、チンピクのリズムが遅れがちとなってきた。
このままではマン圧に耐えられなくなって射精してしまいそうだ。
根元まで挿入していたチンコを半分ほど引き抜くことにした。
ニョノルずむニュッチ!!
マン圧が高まっている状態だったので、引き抜く最中に強い刺激が襲ってきた。
あ。駄目だ、こりゃ。
限界を突破してしまった。慌ててチンコを根元まで挿入。そしてチンピクしたまま「も、もうイクよっ!」と告げ、射精する。
ふぅ。
射精しながらピストンを開始。もちろん親指でクリトリスをコネ回しながら。
だが、健闘むなしく、挿入で彼女をイカすことは叶わなかった。
チンコが萎み始めてきたので、引き抜く。そしてコンドームを着けたまま、お掃除クンニを開始。
ここでも高速クリ舐めを繰り出す。
「あ。あっ、ま、またイキそうっ!」
ここで再び頂点に達したアンリちゃんなのだった。
精魂尽き果てた筆者は彼女の横に寝そべる。そして感想を聞いてみることにした。
「大丈夫? 疲れちゃったかな?」
「私の方は全然平気です。ショーイチさんのほうこそ疲れちゃったんじゃないですか?」
「ん? 俺? 全く問題ないよ。満足感で胸が一杯だよ」
「それならいいんですけど」
「でも、アンリちゃんが無事にイケて本当に良かったよ」
「そ、そうですね。男の人に初めてイカせてもらいました」
「オナニーでイクのとはまた違う感じなのかな?」
「はい。初めての感覚でちょっとだけ怖かったんですけど、すっごく気持ち良かったです」
「良かったぁ。また次に会えたら、今日以上にアンリちゃんが気持ち良くなれるよう頑張るね」
「フフ、ありがとうございます」
帰り支度の最中にLINEの交換を行う。そして再会を固く約束するのだった。
その後、ホテルを出て駅の改札口まで彼女を送り、デート終了となった。
それから2週間近くが経過した。
まだアンリちゃんからLINEは届いていない。こちらから様子伺いのメッセージを送るべきか、否か?
セックスの駆け引きには長けているつもりの筆者だが、色恋のことはてんで苦手なので毎日ウジウジしているのだった。
(文=所沢ショーイチ)