【美谷朱里の幻想AV論】嫉妬心から生まれた変態性…最後まで胸糞を貫く催眠AV

 2017年にデビューして以降、抜群のスタイルと卓越したテクニックで世の男性をトリコにする美谷朱里。数多くの作品に出演することから「キカタンモンスター」の異名をとる彼女は大のAV好きでも知られており、今でも新作が出ればこまめにチェックするという。

 当連載では、圧倒的出演本数を持つ美谷朱里に、お気に入りのAVを紹介してもらう。大人気女優はどんな風にAVを楽しんでいるのか。またどういった視点でAVを見ているのか。大人気女優がAV作品の魅力を語る!

 

美谷朱里ちゃん(photo by コウ)

 

 こんにちは、美谷朱里です。今回は私の大好きな紗倉まなさんの作品『催●光線で支配された新婚夫婦 紗倉まな』を紹介します。

 

『催●光線で支配された新婚夫婦 紗倉まな』

 

 この作品はタイトルにもあるように、催眠系の作品になっています。

 私もこれまでに、たくさん催眠系の作品に出させていただきました。催眠系の作品は様々ありますが、基本的には「俺のことを好きになれ」という設定が多いように思います。

 この作品は、その中でも異質な作品です。ただ「俺のことを好きになれ」だけではなく、嫉妬や復讐などのネガティブな感情が絡んできます。フェチ度が高く、理解が難しい世界観だと思いました。

 物語は、幸せな新婚生活のシーンから始まります。奥さんはまなさんで、旦那さんはエロメンの方。いい女といい男の夫婦です。

 まなさんの旦那さんは顔がいいだけでなく、仕事も優秀でした。上司からも同僚からも認められています。しかしその同僚の中でひとり、旦那さんを憎み、嫉妬している男がいました。その男が催眠光線を持っているのです。

 男は「旦那さんが書類を忘れたので代わりに取りに来た」という理由で、まなさんの家に行きます。まなさんは男をもてなすのですが、そこで催眠にかけられてしまうのです。

 ここから、誰からも憧れられるような幸せな夫婦の新婚生活が崩れていくのです。

 一般的な催眠系の作品では、催眠をかけた男は自分の欲望を満たすために、すぐに好き勝手なことをし始めます。

 しかしこの作品に出てくる男のやり方は異質です。少しずつ、ネチネチと、まなさん夫婦の関係を壊していくんです。

 まなさん夫婦が少し異変を感じる展開の中で、印象的なシーンがあります。

 例えば、まなさんが男の言うことを聞いて手コキをするシーン。男は精子を、コーヒーカップの中に出します。コーヒーに入れるミルクの代わりに、精子を入れたのです。男はまなさんに「飲んでみな」と命令します。そしてまなさんはそれを飲んで…美味しい、と言うのです。

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