【世界一周エロ旅】世界一クレイジーなお祭りバーニングマンのアフリカ版【アフリカバーン】に潜入

■本家バーニングマンとアフリカバーンの違い

 会場内に入ると、すでに日が暮れて辺りは暗くなっていた。まずは拠点となるキャンプゾーンを確保して、テントを設営する必要がある。

 バーンでのキャンプゾーン決めはとても重要だ。会場内は広いため、なるべく中心に近い方がいい。どんな隣人と過ごすかによって生活はがらりと変わる。

 しかしながら、僕が到着した時にはすでに中心から近い便利な場所は埋まってしまっていた。人の様子をうかがおうとしても、暗くてよく見えない。結局大して確認もせずに適当に決めてしまった。

 テントを建てて、ビールで腹ごしらえ。前回参加したバーニングマンでは装備が貧弱だったのを反省して、今回はガスを用意してきた。火を使えると一通り何でも用意できる。

※バーニングマンではガスを持っていなかったため酷い目にあった。

 袋ラーメンで腹を満たして、会場をぶらついてみた。

 遠くから聞こえるEDM、チカチカ光る電飾でデコレートした自転車。

 そうそうこの感じ。

 一通り会場内を回ってみてわかったのは、本家バーニングマンと比較にならないほどアフリカバーンの規模が小さいこと。思ったより人が少なく、大きめのディスコは2~3個だけ。

 

アフリカバーン会場内の様子。

 

 思い返せば、アフリカバーンのチケットの販売数は1万枚ちょっとだった。本家は今や7万人規模。僕が参加した2014年のバーニングマンはチケットが380ドル(約4万円)だったのに対して、アフリカバーンは8500円程と格安。アメリカでは有料だった車にかかる料金もアフリカバーンでは無料だ。バーニングマン名物とも言えるド派手なアートカー(デコレーションされた乗り物)もここアフリカバーンでは少ない。

 会場は自転車なしでも歩ける範囲に収まっていた。思ったより小さいみたいだ。

 そして一番驚いたこと。本家バーニングマンでは圧倒的な存在感を放つ「マン」を目印に自分の現在地を把握するが、アフリカバーンには「マン」がいない。

 

バーニングマンの象徴「マン」。会場内のどこからでも見える。

 

 つまり、アフリカバーンでは自分が今どこにいるか判断できない。肩透かしを食らったような形で初日の夜は終わった。

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