怒涛の勢いで話す彼女の表情も不気味だった。相変わらずほとんど瞬きをしないため、狂気すら感じた。
始めこそ彼女の話に耳を傾け相槌を打っていたが、20分ほど経った辺りが限界だった。
「じゃ、そろそろシャワー浴びておいで」
話の腰を折らないよう、話題がひと段落したところでハルミちゃんにそう告げた。
すると、彼女のおしゃべりがピタっと止み、表情が一変。さっきまで軽く興奮気味にしゃべって楽しそうだったのに、急に表情が消えたのだ。
ヤベっ、地雷を踏んじまったか!?
そのまま、しばらく無言のハルミちゃん。そして、「分かりました」とボソッとつぶやくと、ソファーから立ち上がり浴室に向かった。
ほっ。
どうやら地雷ではなかったようだ。メンヘラの女性を相手にするのは、やはり非常に疲れる。
何度かデートを重ねればどこに地雷があるのか大体分かるものだが、初対面の場合はそうもいかない。ずっとアンテナを張りっぱなしにしておかなければならないので、とてつもなく疲労するのだ。
その後、筆者もサクッとシャワーを浴びて、ベッドイン。
「じゃ、俺のほうから攻めるけど、痛かったり嫌なことがあったらスグに教えてネ」
そう告げ、軽めのキスを交わす。すると、ハルミちゃんのほうから舌を差し出してきた。
濃厚なディープキスをするつもりはなかったが、こうなったら応じるしかない。レロンレロンに舌を絡めあった後、互いに口内を舌で犯しまくる。
そんなキスの最中、筆者は気付いてしまった。彼女のごわごわとした肌に。
とても20歳の肌質とは思えない、サメ肌特有の手触りだった。まぁ、コレも想定の範囲内だ。薬の副作用でこんな肌質になっているのだろう。メンヘラ女性を相手にする際の“あるある”のひとつとも言える。
Cカップほどのオッパイも同様だった。固めのゴムの塊といった具合で、揉んでも舐めても吸っても一向に興奮することができない。
それでも、くじけることなく愛撫を続けると、徐々にハルミちゃんのクチからアヘ声が漏れ始めることに。
これで一安心だ。もし、彼女がウンともスンとも言わないマグロだったら、さすがの筆者もギブアップしていたかもしれない。
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