【風俗嬢・処女喪失話】道行く誰もが振り返る“美人すぎる”美容部員34歳


 といった具合に、初ベッドインは未遂に終わったが、その日の夜から彼の「次はいつ会える?」というメールが来ることに。それは、1歳年上の彼も童貞で、高校生活の夏休みのうちに大人になりたかったからだ。もちろん、それは蘭さんもだった。

 
「だけど、北海道の夏って短いじゃないですか? 夏休みの期間も本土よりも短くて、8月21日から2学期なんですよ。だから彼も焦って(苦笑)。それで、ふたりで夏休みの最後の日に“(セックスを)しよう!”って決めたんです。でも、小樽のラブホは使えないから、わざわざ札幌まで電車で行くことにしたんです。ふたりともヤル気満々だから、車内で妙にテンションが高くって(笑)」

 
 札幌のラブホで、彼は襲い掛かるように身体を求めてきた。圧倒された蘭さんは、ただただ受けるのみだったという。夏祭の時には、あんなことになったがロマンチックな気分も強かった。しかし、この時は少し怖くなり、逃げたくなった。しかし、ベッドサイドの大理石の壁にふたりのシルエットが重なるのを見て、「すごく淫靡」と思った瞬間、急激にカラダが火照り、濡れるのが分かった。

 その火照りに、火をくべたような熱さが走った。彼のイチモツが挿入されたのだ。蘭さんの頭の中では、「激しく燃え盛る炎」のイメージだったそうだ。ただ、コンドームのゴム感を無機質だと思う冷静さもあったという。

 
「貫通した瞬間、膜が破れたことは身体の感覚として分かったの。その瞬間、頭の中で燃えていた炎も消えて、痛さよりも血の気が引くような寒さを感じて…。血はそんなに出なかったのに、なんか人間の身体って不思議だなって思った」

 
 これが蘭さんの処女喪失物語だ。そこから何度も男性と身体を重ねてきたが、今でもセックスの時には、頭の中に炎が燃え盛るイメージが浮かぶそうだ。

 
「感じるほどに炎が大きくなるイメージなんだけど、あれから何度もセックスしたし、何度も最高だと思えるエクスタシーを得てても、私の中で一番大きかったのは、やっぱり初体験の炎かな…」

 
 その後、彼は地元に残ったが、蘭さんが高校卒業と同時に上京したために自然消滅となった。ところが、「5年前に私が帰省した時に会って、盛り上がって、そのままオーシャンビューのラブホで…」という再会があった。約10年ぶりの元カレとのセックスに、蘭さんの炎もさぞかし大きく燃えると思いきや…。

 
「私もいろいろな経験をしてしまったせいか、なんだか彼のセックスが雑に思えてしまって…。初体験は思い出のままにしていれば良かったって、少し後悔しました(笑)」

 
 それでも、夏になり、浴衣姿の女性を見ると、あの祭りの日と大人になった日を思い出すという蘭さん。そして、「今は、ひとりで浴衣着れますよ」と、初体験以上の炎を求めているように微笑んだ。
(文=子門仁)

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【女のコのデータ】
名前:蘭
年齢:34歳
出身:北海道
現在勤務するお店:渋谷発の高級デリバリーヘルス
キャリア:3年(取材時:2017年7月)

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