風俗ライター所沢ショーイチが風俗嬢の本音に迫る!!
【人気風俗嬢がマジ惚れした客】第17回:前編
風俗嬢だって人間だもの、お客に惚れたっていいじゃない しょーいち
風俗ユーザーたちが情報交換を行う掲示板などを覗くと、“お気に隠し”なる単語を目にすることが多い。
これは、自分のお気に入りの風俗嬢のことを“あえて”隠すというもの。なぜこんなことをするのかといえば、自分だけの秘密にしておきたいという独占欲だったり、そのコが人気嬢になると予約が取りにくくなって困るからなのだ。
まぁ、ただのお気に隠しなら可愛いほうである。中には、自分のお気に入りの風俗嬢の“ねつ造した悪口”を積極的に掲示板などに書き込んでしまうケースもある。その理由はお気に隠しとほぼ同じなのだが、ここまでヤってしまったらほとんど病気だろう。
今から20数年前、歌舞伎町の某店に在籍していたOチャンのケースは特にひどかった。超がつくほどの人気嬢だったのだが、「接客態度が最悪」「マン臭がキツくてシャワーを浴びても落ちなかった」「ワキガがひどいので二度と指名しない」などと、大手の風俗掲示板に数多く書き込まれていたのである。
ちなみに、筆者はOチャンと風俗雑誌の撮影の仕事で数回、プライベートで客として1回ほど会っていた。だからこそ、これらの悪評が根も葉もない嘘だということをよく理解していたのだが…。
なぜこんな話をしたのかといえば、今回の取材相手にメロメロとなってしまい“お気に隠し”をしたくて仕方がない自分がいるからなのである。
そのコは、渋谷のファッションヘルス『JJ CLUB』のめぐみチャンだ!
ひと目見て好きになり、インタビューして更に好きになり、体験取材をしてもっともっと好きになってしまった筆者。
それゆえ、今回は断腸の思いで記事を書いているのだった。
――は、初めまして。今日はよろしくネ。
めぐみ:は、はい。よろしくお願いします。でも…、私みたいなので大丈夫ですか?
――ん? 大丈夫ってナニが?
めぐみ:私、あまりおしゃべり得意じゃないですし、綺麗でもないですし…。
――ナニ言ってんの! すっげぇ、可愛いよ!!
めぐみ:でも、お店のほかのコは、もっと綺麗で可愛いから…。
――まぁ、正直言ってあまり風俗嬢っぽくないよね。でも、そういうのがイイっていう男性はかなり多いんだよ。
めぐみ:そ、そうですか? たしかに、こういうお店にいるようなタイプじゃないってよく言われますけど…。
――でしょ! そこがめぐみチャンのイイところなんだよ。だから、周りを気にせずそのままでイイと思うよ。
めぐみ:はい。ありがとうございます。そう言ってもらえて安心しました。
この冒頭の会話は、お世辞でもなんでもなかった。ちょっとオドオドした感じが小動物っぽくて、思わず“守ってあげたい”と胸を熱くしてしまうタイプのコだったのだ。
こういう仕事をしていても“すれた感”は一切なく、お嫁さんにしたいタイプといった感じである。ということで、いつも以上に心臓の鼓動が速まり、テンションが上がりまくる筆者だった。