待ち合わせ場所は新宿アルタから徒歩数十秒の所にある大型靴屋さんの前。筆者定番の待ち合わせスポットだ。約束の時間の10分前に到着した筆者はソワソワしながら道行く不細工チャンやおでぶチャンを脳裏に焼き付けて行く。
するとほぼ時間通りに、メールで聞いていた通りの服装をした女性が視界に入ってきた。
ビンゴぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!
遠目からでもスグにわかるほど可愛らしいヒロちゃん。若手女優の二階堂ふみを少しだけ野暮ったくしたって感じだろう。ちょっとツケマを盛りすぎている感も否めないが、そんなのはご愛嬌といったもんだ。
助平ヅラを晒してヒかれてしまわないようキュっとクチ元を引き締め、ゆっくりとヒロちゃんに近づいて行く。
「こんばんは」
「あ! はい」
「さっき【イククル】で約束したショーイチです。ヒロちゃんだよね?」
「は、はい。ヒロです」
「良かったぁ。あまりにも可愛いんで声をかけていいかどうか迷っちゃったよ」
「そ、そんなことないです」
「いや、そんなことあるって。俺、そんなに遊んでるほうじゃないけど、今まで出会った娘の中でもダントツ可愛いよ」
「や、やだ、照れます」
「ご、ごめんね。あまりにもヒロちゃんが可愛いからちょっと舞い上がっちゃったよ」
「な、なんかこういうのに慣れてそうですね」
「え!? ど、どうして?」
「だって喋り方とか自然だし、落ち着いて見えるし…」
「そ、そんなことないよ。すっげぇ緊張してるし、いまワキ汗が物凄いことになってるよ」
「フフフ、でも本当に優しそうですね」
「うん! それだけは間違いないよ」
こんな会話のキャッチボールだけでもイってしまいそうになるトコショー。嗚呼、こうやって出会える系サイト遊びを行える今の環境に感謝感激雨アラレだ。
その後も会話を続けながら歩き始め、途中でコンビニに立ち寄ってからグレードの高いラブホにチェックイン。
部屋に入り、買ってきた飲み物で喉を潤す二人。本当はスグにでも事を始めたいところだが、あえて世間話を行うことに決めたトコショー。精神的ドMの筆者にしてみればそんな焦らしプレイも大好物なのだ。
「ところで、ヒロちゃんはどんなエッチが好きなのかな? あ! 普通のエッチっていう答えはナシね」
「フフ、なんですかソレ?」
「いや、普通のエッチって言われてもよくわからないから具体的に教えてほしいなと思ってさ」
「うーん、そうですね。たくさんペロペロされるのが好きかも」
「ぐ、具体的にはどこを?」
「え、えぇっと…、それは内緒です」
「あ! わかった! クイズってことだね。じゃあたくさん舐めてあげるから後で正解教えてね」
「フフ、ホント面白いですね、ショーイチさんって」
「そ、そうかな?」
「あ、じゃあショーイチさんはどんなエッチが好きなんですか?」
「え? 俺? そうだなぁ、俺の場合は女性にたくさん気持ち良くなってもらうエッチが好きかな」
「ふーん、そうなんですか」
「ヒロちゃんは自分の事を猫みたいって言ってたけど、俺は犬って感じかな」
「ど、どうしてですか?」
「とにかくたくさんペロペロするのが大好きなんだ。だからヒロちゃんとの相性はいいかもね」
「フフ、楽しみです」
二階堂ふみ似の美少女とラブホの個室でこんな会話ができるだなんて! こんな可愛い娘、街で見かけてもただただ視姦することしかできないが、出会える系サイト経由なら話は別である。出会って10分もしないうちにお互いの性器を舐めあえる関係を築くことができるとはまさに夢のようなシステムではないか!!
こうして会話を楽しんだ後、別々にシャワーを浴びてベッドイン開始。