肩書は「サブカルメンヘラクソビッチ」! エロおもしろツイートを連発するシマヅって何者…?

「高校の修学旅行で同じ部屋の子5人が夜中にとても生々しい猥談で盛り上がりだして、処女だった私は『彼女達は宇宙人だ』と決めつけ『私限界!寝る!』と全く眠くないのにベッドに入り耳栓つけて頭まで毛布を被ったら、いつの間にか朝になってて起床し部屋を見たら全裸の男女が数名いて叫んだことがある」(2014:3/15)

「男性にパイ毛が生えていても全然キモくないと思うのだけど、男性のあえぎ声だけはどうしてもダメなのです。『それ、主に私がやるやつだから取るなよ!』ってな憤りがですね……」(2014:3/23)

「『大半の男が間違えてるのは、セ〇クスしたいが為に「彼女いない」などの嘘をつくこと。最初に「俺には彼女がいて別れるつもりもない」と宣言しておく。「それでもアナタが好き!」と言われたらセ〇クスすればいいし、事後に「君を彼女にはしない」と伝えれば“良質”なセフレが残る』と誰かが言ってた」(2014:4/6)

 などの、にわかには信じがたいエロおもしろツイートで、2万近いフォロワーを集めているシマヅ(@Shimazqe)さん。その過激で赤裸々すぎる内容ゆえに、Twitter上で物議を醸すことも多いため、事の真相を確かめるためにインタビューすることに。どんな猛者がやって来るかと思いきや、編集部に現れたのは色白美人の20代女子(なぜかアルコール持参)。そんな彼女がなぜ日々下ネタを投下し続けるのか、その真意を直撃してみた。

――シマヅさんのツイートを見ると、ある意味癒されます。やさぐれたいときに見ているので。

シマヅ(以下、シ):ありがとうございます。そういうふうに見てくれている人がいてうれしいです。使い方としては正しいと思いますよ。

――そもそも、今の肩書はなんですか?

シ:「サブカルメンヘラクソビッチ」です。これはTwitter上でいつの間にか名付けられていたんですけど…。最近ではもっとシンプルに「ソーシャルビッチ」というのも浮上してきました。私自身は決してメンヘラでもビッチでもないと思ってるんですけど…。

――かなり新しいカテゴリですね。お仕事は何をされているんですか?

シ:無職…いえ、フリーライターです。主にウェブのニュースサイトに記事を書いています。

――そんなシマヅさんがなぜ「ソーシャルビッチ」と言われるように…? Twitterを始めたのはいつぐらいですか?

シ:2010年ですね。でも、当時はほとんどやっていなくて。フォロワーも大学の友達ぐらいで、数十人でした。

――最初からエロツイートをしていたわけじゃないんですね。

シ:私は美大卒なんですけど、もともとTwitterで自分なりの美術論を何気なくつぶやいていたんですよ。たとえば、「キュレーション」ってもともとは美術論や博物館で使われている言葉だったんですよ。でも、今は情報を集めて分類して共有するっていう、IT用語みたいになっているじゃないですか。それについて文句みたいなことを書いていたら、某ジャーナリストの方にリツイートされて。それで多少フォロワーさんが増えましたね。

――なるほど。そして、今のようにエロ系の内容が入ってきたのはいつぐらいですか?

シ:その後、大学を卒業して美術館に就職したんですが、その頃からですかね。自分でも、そのあたりの記憶が定かじゃなくて…。なんか、頭おかしかったんじゃないかな?

――そ、そうですか…。

シ:その頃、自撮りをTwitterにアップするようになったんですよ。そうしたら、それがある人の目に止まって「めちゃくちゃタイプだ」って言ってもらったんですよ。その人は、元カノにドアに生卵をぶつけられたっていう、ちょっとアレなエピソードをお持ちの方で、メンヘラとか地雷女を見つけることに長けていると言われていて。黒髪で目力がない女の人が好きらしいんですが、その人が「また香ばしい物件を見つけた」っていうことで、一気にフォロワーが増えたんです。

――なんとも言えない経緯ですね。フォロワーが多くなると一気に視線も多くなるわけで、大変ではなかったですか?

シ:そうですね。その一件でフォロワーが数千になったんですけど、正直戸惑いました。「フォローしてくれている人たちは、私に何を求めているんだろう」っていう状況になっちゃって。だから、頭が混乱して迷走してしまったのか、某アルファツイッタラーの方に「結婚してください」って求婚しちゃったんですよ。

――Twitter上で、ですか?

シ:そうですね。前からおもしろい文章を書いていたので、気になってたんですよ。

――ダイレクトメッセージではなく、他のフォロワーさんにも見える形でつぶやいたんですね。返事はあったんですか?

シ:「お、おぅ…」っていう感じでしたね(笑)。

――触れちゃいけないものがやってきたって感じですね。そこからは怖いものなしで下ネタを投下するようになったと…抵抗はなかったんですか?

シ:なかったですね。

――ただ、奇跡のようなエピソードが多いじゃないですか。その真偽をめぐって、Twitter上で議論されることも多いですけど。

シ:「そんなことあるわけない」「作り話だ」とか言われることもあるんですけど、基本的には全部ノンフィクションですよ。ただ、個人が特定されないように気をつけたりしなきゃいけないので、そういう意味では多少盛ることもあります。

――いわゆる「今日はこれ食べましたぁ」「仕事がんばってます!」的なツイートはほとんどしないですよね。

シ:だって、つまんなくないですか? 「知るか」って。芸能人だったらまだしも、他人が「眠い」とか「つらい」とかどうでもいいって思ってしまうので、そういうツイートはしたくない。どうせツイートするならおもしろい方がいいじゃないですか。私の場合、そう思ってやると、なぜかいつも下ネタになっちゃうんですが…。

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