『リンカーン』打ち切り! それでもダウンしない松本需要

※イメージ画像:『ダウンタウンの前説 VOL.3』よしもとアール・アンド・シー

 21日に発売された「週刊文春」(文藝春秋)が、ダウンタウン・さまぁ~ず・雨上がり決死隊・キャイ~ンと錚々たるメンバーを揃えたバラエティ番組『リンカーン』(TBS系)の9月打ち切りを報じている。

 「視聴率低迷で『リンカーン』打ち切り ダウンタウンの“ごっつやばい感じ”」と題された同誌の記事によると、「視聴率回復のために何度もリニューアルをかけたのですが、ことごとく失敗。結局、秋の改編で打ち切りになってしまった」という『リンカーン』。今クールの数字が7~8%と低迷し、同時間帯でも他局のバラエティに完敗だったため、ついにピリオドが打たれることになったという。

 2005年にスタートし、バナナマン日村勇紀のパラパラや中川家の剛のラップ企画など、数々の名場面を世に送り出してきた『リンカーン』。しかし、最近では、定番コーナーの「朝までそれ正解」などもマンネリ気味で、新鮮さはまったく感じられない状態だ。8月6日に放送された三村マサカズへのドッキリ企画も、視聴率はわずか8.4%と振るわなかった。

 週刊文春は、ダウンタウンの凋落ぶりは『リンカーン』だけではないと指摘する。『爆笑 大日本アカン警察』(フジテレビ系)なども、二桁に届かない視聴率が続き、打ち切り一歩手前の末期状態だという。さらに、同記事は、2010年に放送された『松本人志のコント MHK』(NHK)の失敗にも触れ、ダウンタウンを“ごっつやばい感じ”と指摘するのだった。

 また、20日に発売された東京スポーツにも「松本人志引退説」という記事が掲載されている。同記事では、長年、人気番組として不動の地位を築いていた松本企画の『すべらない話』(フジテレビ系)が、最新作で一気に1桁に落ち込むかのような低迷ぶりだったことを受けて、「限界は本当か」と指摘。文春同様、レギュラー番組の低迷にも触れた東スポは、テレビ局関係者の話として、「松本さん自身が、『もうやめる』と言いだすのでは、とささやかれている」とも述べている。

 東スポの記事でも紹介されているように、以前から松本は自著の中で、「芸能人というものは、才能がなかったらこの世界に入ってきてはいけない」「その才能を思う存分発揮したら、辞めるべき」と書いている。そして、「自分の才能がかれたら、すぱっとこの世界を去る」と記している。伝説のバラエティ番組『ごっつええ感じ』(フジテレビ系)をやっていたころには、「40歳で引退する」と公言していたこともあったという松本。間もなく50歳を迎える松本が、若かりしころの言葉をどう捉えているのかはわからないが、テレビ局にとってダウンタウンという名前は、まだまだ大きな存在。松本の一存で即引退というのは考えられない。

 『リンカーン』の後番組には、今年6月に単発特番として放送されたダウンタウン司会の『100秒博士アカデミー』が昇格するという。TBSとしては、依然としてスポンサー受けのいい“ダウンタウン枠”を継続させたいという意向なのだろう。それでも秋には新作映画『R100』(ワーナーブラザース)の公開を控えている松本。引退説を唱えた東スポでも、今後は映画に専念するのではという憶測がされていたが、テレビ局がダウンタウンを手放すのは先になりそうだ。レギュラー番組の打ち切りや視聴率低迷が叫ばれても、やはりダウンタウンのネームバリューは、まだまだダウンしないようだ。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/
著書『松本人志は夏目漱石である!』(宝島社新書)

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