4月入店がザクザク! 新人フーゾク嬢の楽しみ方

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 春は大量の新人フーゾク嬢がデビューする季節だ。進学や就職で、ひとり暮らしを始めた女の子がたくさんいるが、いざ1人で生活してみると思った以上に出費がかさむことに気づくからである。会社員の場合、すでに初めての給料が支給されているが、保険や年金などあれこれ天引きされているお金が多くて、手取りの少なさに驚いたことだろう。とりわけ家賃の高い東京では深刻だ。そこで「これでは生活していけない!」と悩んだ末にフーゾクデビューするのである。

 一方、昔からフーゾク好きの中には新人の女の子ばかり狙っている人が少なくない。なぜ新人が好きなのかといえば、女の子がフーゾク業界にスレていないからである。彼らは濃厚なプロのサービスを求めているわけではなく、女の子の恥ずかしそうな仕草や、慣れない手つきで一所懸命に客をイかせようと奮闘している姿に勃起するのである。

 そういうファンのニーズのために、ほとんどのお店がホームページ上で新しく入った女の子の写真に「新人」マークを付けているが、本当に業界未経験かどうかは、確認してみないとわからない。

 そこで今回、新人フーゾク嬢の魅力を紹介すべく、正真正銘の新人、池袋イメクラ『まいっちんぐ学園』のえみチャンにインタビューした。

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 えみチャンは4月の第3週目から働き始めたばかりで、まだ18歳。実家は茨城県で、歯科衛生士になるための専門学校に入学し、4月からひとり暮らしを始めたという。アパートは家賃4万円だから決して高い住まいではないが、親から仕送りをもらっていないために、すぐに普通のバイトでは暮らしていけないことに気づいた。学校の友人に相談したところ、その子がこのお店でバイトしていたので紹介を受け入店したそうだ。

「歯科衛生士の学校は3年通うんですけど、学費は決して安くないんです。妹も私立の学校に通っているし、これ以上、親にお金の相談はしづらくて」

 とはいえ最近のコは通信費がかさんでいるとの話もよく聞く。えみチャンも携帯を2台持っていて、料金は毎月合わせて1万円程度らしい。だが彼女の場合、一番の出費は食費だそうだ。

「友だちとの外食が多いんですよー。しかも、いっぱい食べるし。家で料理するのも好きなんですけど、コンビニでちょこちょこ食材を買う習慣があるので、それでお金を使っちゃう」

 初体験は高校1年のときだったそうだが、それでもこの仕事にはかなり驚いたそうだ。

「紹介してくれた友だちは『中に入れる以外のことはいろいろするよ』って言うだけで、あまり詳しく説明してくれなかったので、お店で面接を受けたときにサービス内容を初めて知りました。居酒屋のバイトをしていたので接客には自信があったのですが、ぶっつけ本番はかなり緊張しました。プレイの流れがよくわからず、初めてのお客さんに聞いたところ、優しいお客さんで、リードしてくれました。男の人のものをナメることは、プライベートでもあまりないので…。もちろん、知らない人のをナメたのは初めてです」

 プレイ内容の説明で「フェラチオ」という言葉を使うのがどうも恥ずかしいらしく、もどかしそうにしていたのが新鮮で印象的だった。

 彼女の初めての客は、お店のブログに書き込みをしてくれた上に、4日後にまた来店して指名してくれたという。正真正銘の新人かどうかは、遊びなれた客ならすぐわかる。新人であることの魅力が、初の指名客を勝ち取ったのだ。ただ新人とはいえ、えみチャンは一週間で仕事に慣れたそうだ。

 しかし働き始めてわずか一カ月ながら、すでに「怖い」経験もあったとか。

「そのお客さんは『追加で目隠しのオプションもお店に頼んでおいた』と言い、私はそんな話お店から聞いてないと思ったのですが、お客さんに従いました。で、事務所に戻って確認したら、やはりそんな追加オプションはなく、だまされたことに気づきました。ちょっと、怖かったです」

 なんともセコい客がいるものだ。最後に、この仕事を続けられそうか聞いてみたら、「できそう」との答え。そこで、「さっきから恥ずかしそうにしてるけどホントはエッチなことが好きなんでしょ?」と意地悪な質問をしたら、「そういうのが好きじゃないと、きっとできないですよね」と顔を赤らめて恥ずかしそうに答えた。この“おぼこさ”こそが新人フーゾク嬢の一番の魅力なのかもしれない。
(文=上条泡介)

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