単なるエロ都市伝説?「抜かずの2発」が可能なペニスとは

※イメージ画像 photo by JBH1976 from flickr

 ここ数年の間で流行っているのが、「都市伝説」という言葉だ。都市伝説をテーマにしたテレビ番組や、都市伝説ネタに特化したお笑い芸人が登場し、「信じるか信じないかはあなた次第」という前提のもと、我々一般大衆が食いつきやすい話題を面白おかしく語るスタイルがウケている。

 メディアで取り上げられるのは、オカルト系が中心だが、エロ関係の都市伝説も存在する。例えば赤玉。セックスをし過ぎると精子が打ち止めとなり、その合図としてペニスから赤玉が出てくるという。ほか、膣内射精後にコーラ洗浄すると望まぬ妊娠を防げるだとか、長時間のオナニーが原因で死に至るテクノブレイクなど、挙げていけばキリがない。そういったエロ都市伝説の中から、今回は「抜かずの何発」について考えてみよう。

 「抜かずの何発」とは、射精後、膣からペニスを抜くことなく、合体したままの状態でペニスの回復を待ち2回戦に至るセックススタイルのこと。言葉が一人歩きしているような印象を受けるのは筆者だけではないはずだ。筆者は職業柄、多くの女性から性的体験談を聞く機会が多いが、抜かずの2発セックスを経験したという話は一度も聞いたことがない。

 理由は、おそらく「コンドーム」が関係していると思われる。避妊や性感染症感染に慎重な今の時代、セックスにコンドームは必要不可欠。1回戦でコンドーム内に射精し、そのまま抜かずに2回戦に突入すると、ゴム内に溜まった精液が漏れ出し、コンドームの意味がなくなってしまう。コンドーム非装着のセックスでも、一度射精した後は、いったん女体から離れたいと思うのが男の性(さが)。以上を踏まえると、「抜かずの2発」は都市伝説と断定せざるを得ないのだ。

 しかし、ここまではあくまでも筆者の推定でしかない。実際に、抜かずの2発を経験したことがあるか、一般男女の声に耳を傾けてみた。

 まず、なるほど! と唸らされたのが、「出来る」と「やったことがある」は全然違うという意見。要するに、やろうと思えば出来ないことはないが、前述のコンドームから精液が漏れ出すという理由で、あえてやらないだけとのこと。相手女性がナマ挿入・膣内射精OKならやりますよ、とのこと。

 年齢を理由に挙げる男性もいた。「10代・20代の頃は出来たが、30代になってから出来なくなった」とのこと。やはり、体力的な面も関係してくるだろう。抜く・抜かないに関係なく、若い頃はひと晩に数回が可能だった男性も、年を重ねることで1発が限界になってくる。

 と思いきや、真逆の意見を唱える男性も。なんと、40代に入ってから、抜かずの2発デビューしたというのだ。ただし彼の場合はやや特殊なケースで、パイプカット手術を受けているとのこと。パイプカットにより、避妊を気にせずセックスが楽しめるようになったことで、抜かずの2発が出来るようになったという。パイプカットの副効用で抜かずの2発が出来るようになったわけではないだろうが、精神的な部分に影響があったのだろう。

 女性のカラダによっては抜かずの2発が可能という男性もいた。これは決して、美人ならOKで醜女はNGという意味ではない。カラダというよりは膣の構造上の話になるが、ピストン運動せずとも、ペニスを扱くような動きをする膣の女性が存在するとのことで、その刺激で瞬く間に再勃起するというから驚きだ。

 抜かずの2発セックスを経験した女性陣の話も紹介しよう。皆、口を揃えるのが、「抜かずの2発可能な男性は、射精後も(ペニスが)あまり小さくならない」とのこと。考えてもみれば、射精後の収縮したペニスは、膣圧で押し出されてしまう。そうならないということは、抜かずの2発可能な男性たちは、ペニスの収縮がゆっくりなのだろう。

 ペニス収縮がゆっくりな男性で、なおかつナマ挿入・膣内射精OKなセックスパートナーをお持ちの男性は、次回のセックスで試してみては如何だろうか? 
(文=菊池 美佳子)

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