もう「ゴリ押し」とは言わせない!? ネット上で剛力彩芽の人気が急上昇

※イメージ画像:フジテレビ系『ビブリア古書堂の事件手帖』公式HPより

 ドラマやバラエティーなどで幅広く活躍し、今春の歌手デビューも決定した女優の剛力彩芽(20)。事務所の先輩・上戸彩からCM女王の座を受け継ぐ形でCMにも出演しまくっている。だが、ネット上では「ゴリ押し女優」と揶揄されており、実際には人気がないのに事務所の力で露出量を増やしているにすぎない、と批判されている。

 メディアでも剛力のゴリ押しっぷりに批判が巻き起こっており、先週発売の「週刊文春」(文藝春秋)では「人気捏造アイドル剛力彩芽はスターになれない」なる記事が掲載。記事では「剛力は芸能史上初の完全捏造型人気タレントであり、業界全体で人気者にすることを決めて『ベストメガネドレッサー賞』などウサン臭い賞を総なめにしている」と解説され、 メディアが「人気者」として取り上げることで多くの人が「人気がある」と認識してしまうが、実際のファンは少ないはずだと指摘。人気捏造は芸能界を矮小化させるとし、「人気捏造なんてする暇があったら、こっちがグウの音も出ないような美少女を、足が棒になるまで探して来い」 と結んでいる。

 ネット上の剛力バッシングにメディアが追随した形ともいえるが、その一方で今まで「ゴリ押し」と批判されてきた剛力を評価する声も高まっている。

 現在主演中の月9ドラマ『ビブリア古書堂の事件手帖』(フジテレビ系)の前評判は散々だったが、18日に放送された第10話まで全て視聴率二桁をキープしており、平均視聴率11.72%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)をマーク。決して高視聴率とは言い難いものの、今クールで全話視聴率二桁をキープしているのは他に『とんび』(TBS系)と『最高の離婚』(フジテレビ系)だけであり、ドラマ不況の昨今では及第点といえるだろう。ネット上では「意外と演技が上手い」と彼女の演技力を評価する意見が多く挙がっており、ビジュアルに関しても巨大掲示板2ちゃんねるに「ビブリア古書堂の剛力彩芽が可愛すぎるwww」などといったスレッドが立つほどになっている。

 また、今月オリコンが発表した「異性に聞く恋人にしたい有名人」でも、女性部門で剛力が昨年の圏外から6位に急上昇。安定した人気を誇る長澤まさみ(7位)や昨年3位の北川景子(9位)を抑えての堂々のトップ10入りを果たしている。昨年圏外からトップ10入りしたのは、剛力の他には8位の本田翼だけであり、新顔の中では剛力がトップといえるだろう。また、オリコンによると「同世代男性からの支持が高かった」らしく、剛力は10代・20代のネット世代から叩かれている印象が強かったが、それを覆す結果となっているようだ。

 剛力の人気はゴリ押しではなく、本物だったということだろうか。

「所属事務所のオスカープロモーションが、稼ぎ頭だった上戸彩の後継者にするべく、武井咲や剛力をゴリ押しして露出を異常なまでに増やしたのは事実。あまりのゴリ押しっぷりにウンザリした視聴者から拒否反応が生まれたのも確かです。ネット上では『ゴリ押しブス』とまで揶揄されていた剛力ですが、本来は個性的な愛くるしい顔でスタイルも良く、若手の中では演技も悪くない。歌手としては未知数ですが、ダンスの実力は折り紙つきです。事務所の性急な売り出し戦略が逆効果になり、今までは必要以上に評価が下がっていたといえるでしょう。CMなどの短時間の露出ではなく、バラエティーやドラマでじっくりと彼女を見る機会が増えたことで、やっと視聴者の評価が追いついてきたのでは」(芸能ライター)

 剛力を評価する声は密かに高まっているが、その一方で「ゴリ押しのサブリミナル効果で騙されているだけだ」などといった批判もまだ根強くある。彼女の人気がゴリ押しなのか本物なのかは、今後の活動の成否次第といったところだろう。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops

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