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女だって毎日エッチしたい! だけど……?

*イメージ画像:『細身の底なし性欲美女』

オーストラリア発

 性的な観点から言えば、女性は男性よりも受動的で、性衝動も弱い……などという考えは、もう完全に過去の遺物ということが証明されそうなリサーチ結果が出た。

 「an・an」(マガジンハウス)のような日本の人気女性誌でもセックスに関する特集が頻繁に組まれているが、女性の場合、自分の欲望を表に出すのが恥ずかしいだけで、性的な衝動や興味は実は男性と同じくらい強いと言っていいのかもしれない。

 さて、このリサーチは、オーストラリアで25歳から40歳の、1万人の男女を対象に「セックスと恋愛」について行われたもの。「Men’s Health」誌及び、「Women’s Health」誌に掲載された記事によれば、リサーチ対象者の中で男性が40%、そして女性の約30%が「毎日セックスをしたい」と答えたそうである。しかし、実際には週に一度セックスをするという男女が全体の約20%で、25%は月に一度ありつければいいほう、という悲しい結果が出ているという。

 しかし、この結果を元に「女性だってヤリたいんだから……」などと無理強いをするのは禁物だ。女性の場合「そのムード」に到達するまでの時間が長いのである。オーストラリア人男女の場合、「Hなムード」に持っていくための方法として一番人気だったのが「ロマンティックなディナー」だそう。これを言ってしまうと賛否両論ありそうだが、そのディナーが「割り勘」である場合、女性のムードは一気に下降線をたどるのでご注意を願いたい。ちなみに、恋愛に関しては保守的なアメリカでは、デートの費用は男性が払うのが一般的であり、女性誌を読むと「最後の1セントまで割り勘にさせられた」という体験談が「恋愛のホラーストーリー」扱いされている(これは筆者の意見ではなく、事実である)。

 同じリサーチで明らかにされた「セックスに関しての苦情」のナンバーワンは、女性の場合「前戯が短い」男性の場合「女性側から誘ってこない」ということである。男女のセックスに関する悩みは古今東西同じであるらしい。
(文=相馬 佳)

『毎日がH曜日』著:克本かさね/秋田書店

 
カラダがもちません……


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