セックス体験談|別れのピロートーク#4

 乳房を口から離すと、梨香と目が合った。自然に唇が重なる。柔らかな乳房を口に含むのもいいが、うねうねと舌を絡ませ合うのもたまらない。

 唇を離すと、今度は梨香が屈んだ。そして四つん這いの体勢で、僕のモノを口に含む。

 カラオケの時のフェラとはまた違った感触だった。座りながら受けるフェラは、モノに口が覆いかぶさってくるという感覚だが、立ち膝の状態で受けるフェラは挿れているという感覚に近く、挿入しているみたいでとても気持ち良かった。

 モノが梨香の唾液でいっぱいになる。カラオケの時よりも、優しくしゃぶってくれているように感じた。挿入のことを考えて、僕が射精しないように調節してくれているのだろうか。そう考えると、理科は意外にやり手なのかな、と思う。

 梨香の体は反っていて、背中にまっすぐの線が伸びていて凹んでいた。その先に、はちきれんばかりにこんもりと膨らんだお尻があった。そのお尻に触れたいが、しゃぶられるのはやめたくない。

 

「梨香。上に覆いかぶさって欲しい」

 

 考えた結果、というか一瞬で決まったのだが、僕はシックスナインを選択した。僕が寝っ転がり、梨香は僕の顔の上にまたがる。

 ツルツルのアソコをくぱぁと広げると、赤黒く熟れた性器があらわれた。小さな真珠のような丸いものが見えたので、僕はそれを優しく舐める。

 

「んんっ!!」

 

 モノを口に含みながら梨香は喘ぐ。その声が響いてモノに振動を与え、結果、僕の身体中に刺激が広がる。

 梨香のその反応を見ると、僕はもう止まらなかった。太ももをしっかりと掴み、顔を上げて梨香の股に埋め、舐めまくる。

 溢れ出る愛液は苦い。性器もしょっぱい。なのになぜ、美味しいと感じるのだろうか。もっともっと舐めたいと思うのだろうか。僕の体の奥底にある小さな火のような欲望を、燃え上がらせてくれるのだろうか。

 僕が強く舐めるので、梨香も負けじと僕のモノを激しくしゃぶった。互いの興奮しきった吐息と、ベッドの軋む音が混じる。心は爆発しそうなぐらい、梨香を欲しがっていた。

 

「梨香ごめん、挿れたい」

 

 まるでアソコに直接交渉するかのように舐めながら言うと、梨香はしゃぶるのをやめて「私も」と体を起こした。体勢を変えて梨香が寝転がる。僕はカバンの中から予め用意していたコンドームを取り出し、モノに装着する。

 

「あっ。持ってきてたんだね」

「そうだね。一応、何があるかわからないから」

 

 チャラいね、と梨香は笑った。それはいつもの梨香の笑顔で、興奮している最中にもしっかりと梨香という人格が残っていることを知る。これからあの梨香とセックスをするんだという実感が、身体中に広がっていく。

 

「チャラくないよ。チャラいやつはゴム持ってないで生で入れると思う」

「なるほど。そうかもね」

「そうだよ」

 

 挿れるね、とモノをアソコに当てた。梨香、僕は知っているよ。君も僕とセックスする気だったということを。

 シックスナインで梨香の太ももに触れた時、妙に手触りが良かった。毛の存在を全く感じさせなかった。その手触りから、梨香はおそらく昨日脱毛したのだろうと気づいた。

 僕とセックスするって思っていたから、体をキレイにしたんだよね。

 

「いくよ」

 

 パンパンに膨れ上がったモノが、ゆっくりと梨香の中に入っていく。亀頭が入った瞬間、梨香は「んっ」と踏ん張るような声を上げた。

 

「大丈夫?」

「うん。大丈夫。ごめん、久しぶりだから」

 

 久しぶりだから。僕と梨香は今20歳だ。久しぶりということは、梨香はいつからセックスをしてきたのだろう。

 

「じゃあ、ゆっくりいくね」

「うん」

 

 痛がらないようにゆっくりと挿れていく。梨香の中はとても狭かった。まるで、アソコの中にカニバサミのような骨があり、侵入を拒んでくるようだった。

 

「大丈夫?」

「大丈夫」

 

 大丈夫と言うが、梨香は大丈夫そうじゃない。というか、僕のモノも大丈夫そうじゃない。圧力が強すぎる。まるで、手で強く握られているみたいだった。

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