
ふと振り返ると「あの店も違法店だったのか」と思うことがある。当時はそんなことはまるで考えずに取材したり遊んだりしていたが、平成10年頃はそんなヘルスが全国の歓楽街に必ず1軒ある時代だった。
筆者がとても気になっていたファッションヘルスは、錦糸町の歓楽街のすぐそばを通る首都高速道路の、ほぼ真下といってもいいくらいの場所にあった。
そこは『スーパークイーン』という店だった。

当時のヘルスは、今のようにまだ細分化されてはおらず、ファッションヘルスと性感ヘルス、イメクラに別れる程度だった。その店は性感ヘルスだったと記憶している。
ヘルスブームの当時、フードルブームも同時進行していて、人気風俗嬢の中には歌手としてCDデビューした女の子もいる。『P・R・S』はそのひとつで、都内にある別々の人気風俗店に勤めるフードル3人がユニットを組みデビューしたのだった。
そのメンバーのひとり、Lisaが筆者のオキニだった。
そんな彼女が働いていた店が錦糸町のスーパークイーン。ブラック編プロで働いていたときに、何度か取材にも行ったことのある店だった。
が、当然、人気嬢のLisaは指名なしの取材では筆者の前に立つことはなく、結局、実物の彼女を目の前にできたのは、予約をして遊びに行った時だった。
キリッとした顔と抜群のスタイルの女のコだが、そのプレイスタイルまではわからない。どんなテクニックを見せてくれるのかと思うと、鼻血がでそうなほどだったのを覚えている(笑)。
果たして、実際はどうなのか。初Lisaとご対面の10分後には、風俗のルーチンによって、全裸で抱き合い、乳首を舐められていた。