かつて日本では、人が行き来する宿場町に遊郭や岡場所ができたが、東南アジアの小都市もそれは同じ。マッサージパーラー(ソープランド)は数軒あるし、ホテルのボーイはこっちから言わなくても、「レディー?」(女いるか?)と聞いてくる、至れり尽くせりの街だった。
ハジャイでメインの風俗は、なんといっても置屋だ。バーやカラオケ風の店に数人の女のコがいて、その中から気に入ったコを選んで自分のホテルにお持ち帰りするシステムだ。
料金はたしか、ショートが1500バーツ(約5000円)でお泊まりが2500バーツ(8500円)程度だったと記憶している。そんな店が何軒もあるので、気に入った女のコが見つかるまでぶらぶらするのが楽しい。
初日にハンティングに行ったのは、ホテル近くにある置屋街。明るい時間でも店の前に出したテーブルに女のコたちが座り、おしゃべりしていた。そこで女のコを選んで、「○○時に△ホテルの✖️号室に」と予約しておけば、ちゃんと約束通りの時間に来てくれるシステムになっている。
筆者が見つけたのは、
「こんなところにこんなコが⁉︎」
と、運命さえ感じてしまうほどの美女・マーイだった。ショートヘアーで清楚な雰囲気。高校のクラスにひとりはいた、優しそうな女のコだ。