【元デリヘル店長の回想録】以前勤めていたデリヘルでAV女優を受け入れた時の話

 給料に関しても、1日で12万円ほどの稼ぎとなり、保証が割れることもなく最高のスタートとなった。

 それから一週間の間、彼女の予約は埋まり続け、一日たりとも保証額の10万円を下回る日はなかった。

 名前がある分、ヘタすれば「AV女優なのに…」「のわりには…」といった意見が出てもおかしくない。そういったネガティブな意見すら封殺するように、高いお金に見合う、いやそれ以上のサービスを提供してみせた彼女は、

間違いなく本物のプロだった。


 事務所に帰ってくる間もないくらい忙しく働いたHとは、初日以降話す機会がなく、あの時の横柄な態度の真相は分からずじまいとなった。もしかしたら、完璧な接客をする上でどうしても溜まってしまうストレスが、一番ダメなカタチで出てしまったのかもしれない。

(文=小鉄)

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