ぐっちゅ、ぐっちゅ、ぐっちゅ。
愛液と膣がペニスを繰り返し刺激し、限界が近くなる。
「あぁ…鈴羽、もうイきそうだよ。どこに出そうか?」
「あんっ! あっあっ! 中にっ…中に下さい!」
「中がいいんだね? イクっイクよ!」
ぴゅぴゅっと、勢いよく鈴羽の中に放出した。
あまりの気持ち良さに、しばらく抱き着いたまま離れられなかった。
「あはは。私の中、店長さんでいっぱいになっちゃいました」
「ごめんね鈴羽。すごく気持ち良かったよ」
にっこり笑う彼女の笑顔は、包容力の塊のようだった。
(なるほど、確かにこれはハマる…)
お店のキャストであることを忘れてしまいそうになるくらい、彼女は魅力的だった。
※ ※ ※
この半年後、鈴羽はお店を辞めることになる。
引退というカタチだったが、その時に理由は明かされなかった。
だが、すぐに判明することになる。
辞めた数週間後、AV女優としてデビューしたのだ。しかも、企画単体女優として。
どういった経緯で出演することになったのかは分からないが、今や彼女は、AV好きなら名前と顔は絶対に知っているレベルの女優だ。当時あれだけ身近にいた彼女が、なんだか遠い存在になってしまった。
(文=小鉄)
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