【元デリヘル店長の回想録】各風俗店のNo.1キャストが一堂に会するイベントで分かった人気嬢の共通点

※イメージ画像:Getty Imagesより

 風俗店を利用したことのある人ならば一度は遊んでみたいと思うのが、その店舗のNo.1人気キャスト。

 もちろん店舗によって人気度合いは違うものの、ほとんどの場合は当日予約が取れないことがほとんどで、なかなか遊べないだろう。

 常に予約が完売しており、月に100万~200万ほどを稼ぎ出すNo.1キャスト。私は過去に、そんなNo.1キャストたちが一堂に会するイベントに参加したことがある。

 今回は、その際に見つけた彼女たちの共通点について、当時のことを振り返りながら書き記していきたい。


【超巨大グループ主催、年に一度の大型イベント】

 私は当時、ある地方一円を網羅する大型風俗組織に属していた。

 このグループは、風俗店だけでなく飲食店からアパレルまで幅広く手掛けており、グループ全体で店舗数は200を超える。

 その中で性風俗店は、創業の業種であることもあり約50店舗、4分の1を占めていた。

 この大型グループが年に一度開催するのが、グループ内の性風俗店を対象とした『表彰式』である。

 この表彰式は、様々な分野における功労者が評価され、賞金が与えられるものだ。

 全店舗中もっとも売上をあげた店舗の表彰、店舗成長率(前年度比)による責任者の表彰など、グループにおいて誰がどれだけの成績を収めたのかが分かる、このグループに所属する者のひとつの目標でもあった。

 そして、この表彰の中に、1年でもっとも金を稼いだキャストに贈られるグランプリがある。

 これは、表彰式の中でも一番に注目されるイベントであり、上位10名程のノミネートされたキャストたちが壇上に集まりグランプリを決める、いわばコンテストの様なものだ。

 このコンテストで1位に選ばれた者は、風俗業界では有名な雑誌や情報媒体に大きく取り上げられ、風俗だけでなく他の業界からも声が掛かる様になる。

 そうなれば、風俗の収入だけでなく、取材やその他諸々の出演料なども貰え、

2~3カ月は月収で600~700万は稼げるキャストへと変貌するのだ。


 この一大イベントでのグランプリ入賞を狙うキャストも非常に多く、仕事意識の高いキャストがたくさん集まる。

 当時ひとつの店舗責任者としてキャスト教育や本指名の獲り方を指導していた私は、彼女たちに仕事に対する考え方や行動について話を聞くことができた。

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