「客が女の子を育て、許す心が自分を成長させる」現役ソープ嬢にぶっちゃけて聞いてみた(後編)

【働くモチベーションとメンタル】

――そんなわがままなお客さんだったり、心身共に辛い時、モチベーションを上げる方法ってありますか?


ぷりん:
ちょっと乱暴かもしれないけど、欲しいものを先に買っちゃうんですよ。そうすると、何が何でも働かなきゃならなくなるじゃないですか(笑)。それに、メンタル面でいうと、お金だけじゃなくて、“日々進化することを楽しむ”ですかね。

 さっきのフルマラソン(インタビュー前篇)もそうだけど、何かに打ち込んでると、お客さんも興味もってくれるじゃないですか。ついでに、健康にも美容にもいいですしね。男の潮吹きもそうですよ。新しいネタがあれば、何でも試してみるといいですよ。ねえ、次、何が来るんですか⁉︎


――こっちが聞きたいです(笑)。お客さんの傾向って変わるんですか?


ぷりん:最近は「男の潮吹き」希望する人がホント多いです。できない人もいるけど、“30歳過ぎて初めての体験をしたい”っていう好奇心と満足感ですかね? 潮吹きメインで来る人もいるくらいですよ(笑)。


――そんなに気持ちいいんですか!?


ぷりん:
私にはわかりません(笑)。でも、すごいアエギ声あげる人もいるから、それはそれで気持ちいいんじゃないかしら? 


――そんな技術を次の世代に伝えるという指導者的な希望は?


ぷりん:ニーズがあればそれもやってみたいですし、自信もあります。先輩と一緒に二輪車やりながら技を盗んだり、控え室で「こういう時はどうしたらいいんですか?」って聞いて、実際にいろんな失敗を経験して積み上げてきたものがありますから。アドバイスはできると思います。


――風俗以外に水商売とかは考えたりしますか?


ぷりん:
勧められることもあるけど、でも、水商売と風俗は全然違う職種なんですよ。それに、やるとしたらまた1からの積み上げになっちゃう。まっ、それはそれで楽しいんですけどね(笑)。


――それでは、ぷりんさんが19年風俗を続けてこれた理由は?


ぷりん:それはもう、“やりがいある仕事”だからですよ。「ずっとマットって気持ちよくないもんだと思ってたけど、初めて気持ちいいと思った」って言われたり、「いつもよりイケた」とか「初めて潮吹きできて、1回分得した気分だよ」とか言ってくれるお客さんの笑顔が目の前にあるんですよ。それ見ると、自分がやってきた19年間を認めてもらえたような気がしますね。

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吉原はスカイツリーからも浅草寺からも意外と近い


 見た目もハートも非常に若く、スタイル抜群なのは、日頃の心がけとエクササイズの賜物だろう。なにより素敵なのは、嫌な客でもいいところを見つけようとするポジティブさだ。だから、長い間ストレスの多い仕事を続けてこれたに違いない。新社会人諸君、風俗で遊ぶなら、こんなお姉さんに入ると、新しい自分を見つけてくれるかもしれないゾ。

(写真・取材=松本雷太)

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