「客が女の子を育て、許す心が自分を成長させる」現役ソープ嬢にぶっちゃけて聞いてみた(後編)


――ぷりんさんが感じる吉原の魅力って何ですか?


ぷりん:吉原っていう街は、常連さんだけじゃなくて、観光のお客さんも来る街なんですよ。だから、若いコからベテランまでいろんな女のコが必要とされてるとはよく聞きます。

 最近は、素人の若い女のコの店が人気らしいですけど、そういうお店は、マットがないことも多いんですよ。だから、ソープ=マットって考えてるお客さんは、物足りなく感じるみたいですね。

 吉原のお客さんって、女のコの見た目だけじゃなくて、気持ちのふれあいだったり、プロのサービスを期待したりという人が多いような気がします。逆に、お仕事できてもお姉さんばかりの店だと、川崎や他の街では厳しいらしいですね。


――吉原の先輩に教わったことで、特に記憶に残っているのは?


ぷりん:よくお姉さんに言われたのは、「ヒマな時期にフリーで来てくれるお客さんを大事にしなさい」ってこと。そういう人は、ある程度どんなコが付いても、そこに楽しさを見つけてくれますから。若い子、可愛い子狙いで妄想膨らませて来るお客さんは、妥協しないで文句いう人が多い印象ですかね。

 長年見てると、いいお店にはいいお客さんが来るような気がしますね。お金持ってるとか持ってないとかじゃなくて、遊び慣れてるかどうかって意味でね。いろんな女のコの話を聞いてるから、気持ちをわかってくれるんですよ。いいお客さんがいい女のコを育てるって言っても過言でないくらい(笑)。嫌なお客さんが多い店は、女のコがどんどん辞めてって、お金に忙しい女のコだけになちゃう。

 私もホストに通ってたんで、客の立場がわかるんですよ。自分がしてもらって嬉しいことはしてあげたい。例えば、最初にポチ袋に入れたチップくれたりするお客さん。それがお菓子でもお茶でもいいんですよ。最初にくれるだけで気分が違うの。ペットの餌代くれた人もいたし(笑)。

 

【自分の股間と相談してから来い!】


――接客の際、心がけていることはありますか?


ぷりん:これはずっと前からなんですけど、お客さんも女のコもお互い人間なんで、相性が合わなかったりすることはあるじゃないですか。でも、1000円でも100円でも、そのお客さんが「得した!」って思ってもらえるような接客しようと心がけてます。それは、たとえ指名が返ってこなそうな人でも、です。

 逆に、良かれと思ってやってあげたサービスが合わなかったこともありました。「俺は別に何回でもいいよ」っていう人が、実は早漏で一回しかできない人で、最初に抜いちゃったらあと時間余っちゃって…。それなら先にマットとかいろいろしてあげればよかったなって。

 そういうのが嫌なので、事前にSNSなんかでコミュニケーション取っておくと、相手のことがわかって、満足できる接客につながると思うんです。最初の1回のチャンスってすごく大事で、だから先にコミュニケーションとっておくんですよ。


――コミュニケーションがツウな遊び方につながると?


ぷりん:そう。店のボーイさんと仲良くなっていい子つけてもらうことが一番なんでしょうけど(笑)、それは難しいでしょ。だから、LINEやTwitterで、気になった女のコとコミュニケーションとっておくんですよ。

 風俗で遊び慣れてる人は、「自分はこうしたい、こうして欲しい」っていうのをちゃんとわかってるんです。でも、遊び慣れてない人は、何をしたいのか、何をして欲しいのか、自分のプレイスタイルがわからないんですよ。


――それは同感ですね。「どこか安くていい店ありますか?」って聞く前に、「何がしたいんだけど」っていうのがない。僕もよく書くけど、痴漢プレイしたいのにピンサロ行ってどうする? 本●したいのにデリヘル呼んで、「基盤できなかった。地雷女」って書き込みすんなっての。


ぷりん:
そうそう! 自分のオチンチンとコミュニケーションとってないんですよ(笑)。コスパだけで店とコース選らんで、「えっ、70分てこんなに短いの?」って。自分にとって何分コースが合ってるのか、わからない人が多い感じですね。

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