風俗業界は“若者の○○○離れ”で男性スタッフ不足?

ThinkstockPhotos-151993228_tp.jpg※イメージ画像:Thinkstockより

 風俗業界で働きたいと思う人のための専門求人サイトは、キャストとして働きたい女性向けと、受付などのスタッフを募集する男性向けに分かれている。サイトによっては『風俗』という文言が使えないこともあり、高収入専門求人サイトと呼ばれることもある。
 
 この手のサイトは女性用の需要が多そうなイメージだが、意外にも男性向けサイトの方が潤っているという。特にデリヘルなどの派遣型風俗店は、筆者が知る限り、男性スタッフ不足に悩まされているところが多いようだ。

 その理由に、雇用主が求める若い世代の男性の生活スタイルに問題がある。といっても、よく聞く“若い男性の風俗離れ”などではない。逆に業界は風俗を知らない人材もウエルカムで、ある経営者いわく「“風俗業界はこうだ!”というイメージを持っているよりも、真っさらな人の方が長続きするから」ということもある。

 では、若者の生活スタイルの何が風俗業界に影響を与えているのかといえば、ズバリそれは自動車免許取得率の低下だ。ある損保会社の調査によれば、2017年度の新成人の免許保有率は56%だというのだから、風俗業界におけるドライバー不足も分かるというものだ。

 特に、熟女・人妻デリバリーヘルスの聖地と言われ鶯谷エリアの店は深刻だという。もちろん応募はあるが、多くは60歳前後で、その上の世代からもあるようだ。ここ最近、高齢者の運転による交通事故の増加が社会問題になっているだけに、店側としては若いドライバーが欲しいようだが…。

 風俗好きであれば、ここでひとつの疑問が生じるだろう。それは、「ホテル街に隣接しているエリアに事務所・待機場を構えている店がほとんどなので、そんなに問題ないのでは?」ということだ。

 確かにその通りだが、店側としては「うちの店はここまでキャストを大切にしている」という女のコに向けたアピールも必要なのだ。現実的な理由としても、地方から出てきて地理が分からないキャストもいるし、お客さんへの派遣だけではなく、終電後などの送迎などでドライバーという業種は必要なのだ。

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