村崎百郎は自分の死を予言していた! 妻・森園みるくが描く衝撃エッセイ『私の夫はある日突然殺された』


■夫は自分の死を予言していた…!? 続々と浮かび上がる奇妙な出来事

 さらに作品では「村崎が自分の死を予言していた」という信じがたい事実が描かれている。驚くことに「俺は刺されて殺される」と事件前に語っていたというのだ。

「事件の1週間くらい前ですね。漫画では少しボカしてるんですけど、実際には『俺はこの部屋でキ〇ガイに包丁で殺される、ごめん』って断言していました。村崎は“電波系”の人なのでよく『殺される』と言っていたから(笑)当時は聞き流していたんですけど、そこまで細かく話したのはその時だけ。その時の村崎の表情がまた…もう死人の顔だったんですよ。私から見て。絵では伝わらないので漫画ではそういう風に描いてないんですけど、顔の半分が歪んでいて、死神に取り憑かれたような表情だったんですよね。その言葉は私だけじゃなく、村崎が可愛がっていた親戚の子とか、今回の漫画の担当編集者さんも同時期に聞かされていたんです。そのころの村崎は“電波”が特に酷くなって、いきなり『お前、俺のこと悪く言っただろ』『俺のことダメな人間だと思ってるだろ!』って怒鳴りだしたり。私が『言ってない!』と返しても、『心の中で思った!』とか言われたり…、そういう変な口論がめちゃくちゃ多くなって。何かに追い詰められているような感じでしたね」

 たまたま事件当日は森園がひとりで食事のために外出。いつもは二人そろって食事に行っていたが、その日に限って村崎は一心不乱にパソコンに向かっていて話かけづらい雰囲気だったため、ひとりで外出することになった。まるで村崎が自分の避けられない死を予期し、愛する妻を巻き込まないよう気遣ったかのように…。

「事件のそっくりその時間帯、私はいなかったんですよ。帰ったら自宅が警察に封鎖されていて…。見事にその時間帯だったんですよ。私の起きる時間が遅かったり、食事に出かけていなかったら、二人そろってやられていたかもしれない。もしくは撃退したかもしれませんけど、今とは違ったことになっていたんでしょうね。何とも言えない、不思議としか言いようがない話なんですけど」

 作中で描かれているので詳細は割愛するが、奇妙な出来事は森園の周囲にその後も続発する。

「予言のことがあんまり不思議だったので、それを思い出してからはメモを取り始めたんです。それからも事件現場になった家から急ぎで引っ越さないといけなくなった時に不動産屋の担当さんがたまたま村崎の大ファンで無理を聞いてくれたり、同じ日に親族や関係者が村崎の夢を見たり…。私には霊能者の友達が何人もいるんですけど、その人たちが『村崎さんは納得して向こうの世界に行ってるから悲しまないで』と同じことを一様に言ったり。ほかにもたくさん不思議なことがあって…。今回の作品は複雑な事情があって『事件を基にしたフィクション』となっているんですが、そのメモを基に作品にしているので不思議な出来事はすべて本当にあったことです」

 

morizono04.jpg作品の基になったメモ。事件直後から不思議な出来事が詳細に綴られている

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