路上で生まれた美少女ラッパー「渋谷サイファー」CHARLES、恋と情熱とメイクマネー

 
――由来というのは?

CHARLES:シャルルって英語読みだと「チャールズ」で男性名なんですよ。でも、フランス語では「シャルル」って発音になる。男性の名前なのに読みがすっごく可愛いから、「これだ!」って思ったんですよね。それに、物理には「ボイル=シャルルの法則」(※)っていうのがあって、これはいろんな反比例の法則のこと。カッコよさと可愛さって相反するところがあるじゃないですか。だからシャルルって名前に決めたんです。

※物理学者のロバート・ボイルが発見したボイルの法則と、数学者のジャック・シャルルが発見したシャルルの法則を組み合わせたもの。

――そもそもラップを始めたきっかけというのは?

CHARLES:子どものころからヒップホップが好きだったってワケじゃないんですよ。むしろ嫌いだったというか…。中学生のとき、ちょっとヤンチャな男の子たちがいて、なんかあるたびに肩とか腕をパンチされてて。アザとかできちゃうぐらいだった。

――イヤな奴らだね。

CHARLES:イジメっていうほど深刻なモノじゃないけど、しつこいからすごくイヤだった。その男の子たちがよく聞いてたのがヒップホップ系の音楽だったですよ。だから、なんとなく毛嫌いしてましたね。

――イメージ悪かったんだ。

CHARLES:そうそう。でもそれがちょっと変わったんですよね…(笑)。

――どうしたの? 面白いことでも思い出した?

CHARLES:いやいや(笑)。きっかけを考えたら、ちょっと照れちゃって。自分も若かったんだな、と…。

――??

CHARLES:実は、当時好きだった人と一緒に歌いたいっていうのが最初なんですよ。その人がラップ好きで、カラオケでよく歌ってたんです。その中に男女ユニットの曲があって、その女性パートを歌いたいって。

――確かに可愛い思い出だね。

CHARLES:それでYouTubeとかを見て曲を覚えてたんです。でも、YouTubeって関連動画みたいな感じで、どんどん違う映像が出てくるじゃないですか。それを見ているうちにヒップホップにハマっちゃって。

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