【世界風俗探訪・アメリカ】ラスベガス、売春宿に乱入してきた珍客

※イメージ画像:Thinkstockより

言葉もロクに通じない、風習も違う国を旅をする…。その国で出会う異文化は刺激的で、エンターテイメントでもある。そして、男として気になるのが『風俗』だ。異国の地で風俗店に飛び込むことは、スリルがあるからこそ虜になってしまう。

 90年代、私が今の仕事を始めたばかりのころ、海外へ渡航する機会に恵まれ、まず行ってみたいと思った国がアメリカだった。それは、青春時代に洗礼を受けた雑誌「プレイボーイ」(アメリカ版)や「ペントハウス」をはじめ、数々のポルノ関連作品に興味があり、「世界で一番エロい国」という認識だったからだ。

 しかし、実際に訪れて分かったのは、アメリカほどエロスをタブー視している国はないということだった。ポルノグラフティに対する取り締まりは厳しく、映画などで見るような街角に立つコールガールなどは皆無だ。

 つまり、アメリカでは公な風俗は望めないと思って間違いはない。そのことを知った時のショックはなかった。大げさに言ってしまえば、私の中の青春が音を立てて崩れ落ちた気がした。

 しかし、先輩社員が「だったら、ネバダ州へ行け!」と助言してくれた。ラスベガスがあることで知られるこの州は、売春が合法なのだ。しかも、数軒の売春宿もあるという。

 この話を聞いた2年後の1993年春、私はプライベートでラスベガスを訪れた。

 当時は、まだ成田からラスベガスまでの直行便が飛んでいた。マッカラン国際空港に着いて驚いたのは、ターミナル内にやたらとスロットマシンが置かれていたこと。たぶん、1000台はあったと思う。さすが、カジノの街だと納得したものだ。

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