自傷行為に醜形恐怖症…ロリ系美少女・ろまん、物語を紡ぐセルフポートレートに秘めた思い

 
――世界観みたいなこと?

ろまん:そういった部分にも反映されていると思います。でも、それ以上に、ただ撮るだけじゃなくて、ちゃんとストーリーを考えるというか、テーマを決めて表現することにこだわっているんです。絵とか詩みたいに。アイドル的なことをやっていたときにイメージDVDみたいなものを出したことがあるんですけど、それも自分で構成とかを考えて、カメラマンさんと相談しながら作ったんですよ。

――新人アイドルとしたら珍しいかもね。どんな作品だったんですか?

ろまん:『第二世界』っていうタイトルで、ちょっと怪しい館に紛れ込んだ「ろまん」が、いろんな「ろまん」に出会うっていう設定でした。普通の世界とは違う空間に迷い込んでいくような感覚を表現したかったんです。

――不思議系のアイドルDVDだね。

ろまん:よくある水着ショットみたいなものもありましたけどね(笑)。

――自分で見ても納得の仕上がりになりました?

ろまん:実は見てないんですよ…。

――それはまたどうして?

ろまん:私、実は醜形恐怖症なんです。簡単に言うと自分の容姿にコンプレックスがあって、自分で自分のことを客観視できないんですよ。特に他人に撮られた写真とか映像って見ることができなくて…。

――自撮りは平気なの?

ろまん:自分で自分を撮ることは納得できるというか…。逆に、醜形恐怖症だからこそ、セルフポートレートをやるようになったのかなって思いますね。いろいろ悩んでいた時期もあったけど、自撮りを始めてからはだいぶ落ち着いた気もします。

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