フェラなし風俗に“普通に可愛い子”が増殖中!?

ThinkstockPhotos-200067350-001.jpg※イメージ画像:Thinkstockより

 風俗の醍醐味というか楽しみのひとつが、妻や彼女にはしてもらえないようなテクニックを味わえることではないだろうか? 言い替えるとパートナーに隠している性癖の開放の場でもある。

 また、『プロの技』を堪能できる、ということも挙げられるだろう。それは、なにもマニアックなプレイではなく、たとえばオーラルセックスの基本であるフェラチオにも、プロフェッショナルならではのテクニックを感じることができ、だからこそ「風俗に行くのだ!」という殿方も多いのではないだろうか?

 しかし、昨今、そのフェラチオが風俗から消えようとしているという。いや、正確に書けば『フェラチオなし風俗が増えている』という話を耳にしたのだ。

 そもそも、風俗におけるフェラチオというものは、古くから行われてきた行為であることは間違いない。たとえば、日本では“口取り”や“千鳥の曲”、そして現在も使われている“尺八”と呼ばれ、江戸時代の川柳にも登場するほどである。ちなみに、その様子から、一時期ソープランド(の前身の名称時代)では“ハーモニカ”と呼ぶ店もあったそうだ。

 どちらかというと、風俗でコッソリと行われていたフェラチオだが、日本でより多くの人に知れ渡るようになったのは1972年のこと。この年にアメリカのポルノ映画『ディープ・スロート』が公開されたことがキッカケだと言われている。この作品が1970年代のポップカルチャーに大きな影響を与えたということだが、劇中でフェラチオは日本のゲイシャ・ガールの古くからの伝統的性技であったと紹介されている。

 それが、戦後、日本に進駐した連合軍兵士を通じて欧米に伝播した…とされているが、キリスト教では快楽のみを目的にした性行為を忌み嫌って宗教的に抑圧した歴史もある。それゆえに、『ディープ・スロート』の説には疑問が生じる。

 いずれにしろ、アダルトビデオや風俗産業の普及、それに伴う情報雑誌などにより、フェラチオが一般的に知られるようになったことは間違いないだろう。つまり、ある意味では風俗と共に育まれてきたのがフェラチオだ。それがなぜ、“消える”はおおげさだとしても、重要視されないような状況になってしまっているのか?

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