性活動を記録するウエアラブル端末の活動量計に注目が集まり始める

※イメージ画像:英紙「Mirror」より

 昨今のランニングブームにより、フィットネスの情報などをトラッキング(記録)しスマートフォンと連動するウェアラブル端末の活動量計が広く普及している。

 種類はリストバンド型や腕時計型、イヤホン型などさまざまで、最近は歩数やカロリー消費だけでなく、寝ている間の睡眠パターンを記録するものまで。まさに、一人の人間の24時間・365日の行動の記録がすべて詰まった装置といえる。

 いや、すべてではない。これまでは人間のある重要な“運動”に関しては記録されていなかった。それは、セックス。

 実は昨年頃から、このセックスをトラッキングするウェアラブルの分野に注目が集まり始めている。

 まず、昨年の夏にプロトタイプがお披露目されたのが、セックス関連商品を販売するイギリスのBondara社による「SexFit」。いわゆるセックス・トイとして使用されるコックリングにトラッキング機能を追加したもので、セックス中のカロリー消費や1分間におけるピストンの回数などを記録する他、目標を達成するとバイブで知らせてくれる機能も。よくあるコックリングのように男性器の根元を締め付ける機能はないが、バイブ機能がついており、セックス中に女性を楽しませることができるようだ。

 そして、今年の春から話題を集めているのが、スペインのスマートフォンメーカーのGeeksPhone社が発表した腕時計型のウェアラブル端末「Geeksme」。こちらもまだプロトタイプの段階だが、先ほどのSexFitがあくまでセックス・トイの延長上に開発されたものであるのに対し、Geeksmeは有機ELディスプレイと12個の2色LEDを備えた、アルミニウム製の高級スマートウォッチだ。

 歩数やカロリー消費、睡眠の記録の他、スマートフォンと連動して電話やメールを通知で知らせる機能、そして日々の行動のエコロジカル・フットプリント(行動が環境に対してどれだけの負荷を与えているか)を測定する機能まであるというが、これに加えて、セックス・トラッキング機能もあるというから驚きだ。

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