「アイドルデフレ時代」になっても、きっと楽しいよ! 2014年アイドルポップスベスト10まとめ

■ある視点1:皮茶パパ「皮茶パパ温度」

 KGY40Jr.を中心としたオムニバス盤「KGY ワンダーランド Vol.1」の収録曲なのだが、これは作っているのも歌っているのもプロデューサーの皮茶パパ。しかもサウンドは音頭ではあるが、表記は「温度」。どう扱っていいのかわからないが、忘れることもできないという楽曲だ。

 ヴィデオ・クリップがないので、皮茶パパのおもて梨GALSの「INTERESTING!!」でも見て混乱してほしい。 
 

 
■ある視点2:リンダ3世「どんだばな」

 群馬に拠点を置く日系ブラジル人グループのリンダ3世のアルバム「VIVA! リンダ3世」収録曲。サンバに日本民謡風のメロディーを乗せているのだが、ほとんどクレイジーケンバンドのようなミクスチャー具合。しかもほぼメンバーが歌っていない。これもどう扱っていいのかわからないが、忘れることもできない楽曲だ。映像はない。

■ある視点3:大森靖子「イミテーションガール」

 大森靖子のメジャー・デビュー・アルバム「洗脳」収録曲。ハロー!プロジェクト関連楽曲でおなじみのアレンジャーである大久保薫を迎え、さらにゲスト・ヴォーカルに蒼波純、大場はるか、玉城ティナ、寺嶋由芙、レイチェルという現役アイドル勢を迎えている。そしてこれだけアイドル尽くしで歌うのは、男のオタクの心情なのだ。アイドルに対する批評性がどうのと清竜人25にだけ云々言って、これに触れてない人はダメな証拠である。

 

 
 さて、2015年はじゅじゅ、虹のコンキスタドール、Saoriiiiiが新曲をどんどんリリースしてくれることに期待したい。ここまでさんざん書いておいて、やっとアイドルポップスに希望しか持っていないことに気づいた次第だ。

 2015年はクラップケチャが滅亡する良い年になりますように! そんなに手を鳴らしたかったら、さっさと神社に初詣でもしてこい!!
(文=宗像明将)

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