『有吉反省会』『アウト×デラックス』etc…ぶっちゃけ系番組が増殖したワケ

※イメージ画像:フジテレビ系『アウト×デラックス』オフィシャルサイトより

 最近、芸能人や有名人が秘密を告白する“ぶっちゃけ系番組”が大流行している。『有吉反省会』(日本テレビ系)や『アウト×デラックス』(フジテレビ系)、『ジョブチューン』(TBS系)、深夜帯の『有田とヤラシイ人々』(TBS系)など、まさに花盛りといった状況だ。

 軒並み高視聴率を記録しており、これらの番組で知名度を急上昇させたタレントが続出している。

 『有吉反省会』では、グラビアアイドルの森下悠里が整形手術を受けたことを告白し、かねてからウワサされていた整形疑惑を逆に売りにしてしまった。また、同番組ではグラドルの水樹たまが「DVDと現在の体型が違いすぎる」として出演。有吉弘行から「土偶アイドル」と命名され、ネットで検索数が急増するなど一躍脚光を浴びた。

 『アウト×デラックス』では、ピン芸人・こまつがゲイであることをカミングアウト。ほかにも、元タカラジェンヌのACHOU(旧芸名:華央あみり)が「元ヤンキーで世界6カ国の男性と同時に交際していた」と衝撃告白し、歌舞伎俳優の市川左團次がSM趣味を明かしたこともあった。“狂気の歌姫”こと鬼束ちひろが久々に地上波登場を解禁したのも同番組。『有田とヤラシイ人々』で眞鍋かをりが過去に年齢詐称していたと告白したことも話題になった。また、元アイドルが人気絶頂期の恋愛話などを赤裸々に語ることも増えている。

 こういった番組が量産されている背景には、昨今のテレビ業界の事情が関係しているようだ。

「イジリの上手い司会者さえ配しておけば、告白内容のインパクトさえあれば知名度は関係なく、テレビ局にとって『ギャラが安くて使い勝手のいいタレント』を生みだすことができる。芸能プロにとっても、無名タレントの売り出しや“あの人は今”状態の芸能人の再ブレイクにつなげることができます。両者の思惑が一致しているため、似たような番組が増殖しているのです。いくら番組が増えても名を売りたいタレントは山ほどいますから、今では出演枠をめぐって芸能プロが売り込み合戦を繰り広げるほどの激戦となっています」(芸能関係者)

 しかし、この激戦が“ぶっちゃけ系番組ブーム”の終焉を招く可能性もあるという。

「視聴者もインパクトのある告白に慣れてきていますから、無名タレントはよほどの内容でなければ番組に出してもらえなくなっています。そのためタレント側が出演のためにウソをついたり、露骨な売名行為をするようになってきた。『有吉反省会』で読者モデルの本田桃子がレズビアンであることを告白し、ネット上などで『売名行為』などとバッシングされたことがありましたが、そういったことが増えると視聴者も冷めてしまう。まだ現在はぶっちゃけ番組ブームの最中といえますが、このままでは視聴者にソッポを向かれるのも時間の問題でしょう」(前同)

 昨今はテレビ業界の“ヤラセ”が問題になっているが、ぶっちゃけ系番組もインパクト勝負がエスカレートして同じ轍を踏みかねない気配だ。バラエティーで害のないウソであれば問題ないともいえるが、視聴者に見透かされて支持を失えばそれまで。このブームは非常に危ういバランスの上に成り立っているようだ。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops

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