「殺してやろうかと…」坂上忍がノンスタイル・井上を大嫌いなワケ

※イメージ画像:坂上忍オフィシャルブログ「綺麗好きでなにが悪い!」より

 SMAPの中居正広と毎回異なるゲストMCが進行を務め、各テーマによって集められた芸能人のトークを心理的に分析するバラエティ番組『ナカイの窓』(日本テレビ系)。今年最後となった18日深夜の放送回では『話したい窓SP』として、ゲストによるフリートークが展開された。

 モデルの今井華が「口説かれたことも合コンに行ったこともない」と意外な私生活を明かし、パンサー・向井慧がピースの又吉直樹ら先輩芸人2人との同居生活を語ったが、衝撃だったのは坂上忍のNON STYLE・井上裕介に対する態度だろう。中居をはじめ、ゲストたちが円卓に座ってトークを繰り広げるのが同番組のスタイルで、坂上と井上は隣同士に座っていた。しかし、番組序盤から、井上が坂上に話を振ろうとすると「ごめん、俺にあんまり話しかけないで」と拒絶反応を見せた。坂上の「新人マネジャーが運転する時、小指を立てるのが許せない」というトークテーマに井上が「小っさい! どうでもいい!」とつぶやいた際も、「小さくて悪かったな」と睨むなど、不穏な空気を漂わせていた。

 その理由は、番組後半で明らかになった。モデルのIVAN(アイヴァン)が「街中で勝手に写真を撮られるのが嫌だ」という話をしていたとき、坂上は井上に「君に一言言っとくけど」と、過去に井上と三軒茶屋で会ったときのエピソードを話し出した。そのとき、坂上は女優の安達祐実ら数人と食事後に歩いていたというが、「50mぐらい先に、ものすごく嫌な歩き方をしてる4人組がいた」という。坂上はそれが誰だかわからなかったそうだが、「(歩いている)空気が、こいつら殺してやろうかという空気だった」というほど強烈な嫌悪感を抱いたようだ。

 そして、その理由を「君さ、自分で(芸能人だと)バレようとして歩いてるだろ」と話し、「たまに“俺のことわかるでしょ”みたいな歩き方をしてる奴いるの、俺大っ嫌いなんだよ!」と叫んだ。さらに、すれ違う際に、安達の元夫がスピードワゴン・井戸田潤であることから、井上が安達にあいさつをしたが、それも「“ねーさん、お世話になってま~す”とすげぇ馴れ馴れしい」と吐き捨てるように言った坂上。あまりに頭に来たため、それが初対面であるにもかかわらず、「めちゃめちゃメンチ切った」そうだ。

 坂上はそのときのことを「ぶっ飛ばしてやろうと思ったの」と振り返ったが、井上は「僕はわかんないですよ」と悪気がなかったと釈明。すると、坂上は「じゃあもっと言ってやるよ!」とヒートアップ。スタジオに来るときに井上とエレベーターで一緒になったそうだが、「この子だけ、話し方が業界っぽいんだよ」「俺、ああいう奴大嫌いなんだよ!」と再び叫んだ。

「今年は150本近いバラエティ番組に出演している坂上は、“テレビ界の裏MVP”との異名をとるほどの活躍です。先日も、『しゃべくり007』(日本テレビ系)で共演NG女優をあっさり漏らして話題になっていましたが、極度の潔癖症であることや『ブスが嫌い』など、物議を醸しそうなこともはっきり言うキャラクターがウケている。もともと、経営する子役スクールが儲かって『(テレビの)仕事などしなくてもいい』と豪語するほどの坂上ですから、ある意味怖いものなしで言いたいことを言えるのが強みです。井上に対する罵倒は、そんな坂上の真骨頂のような毒舌でしたね。バラエティには欠かせない存在となった坂上ですが、『できれば年内で休む』と休業宣言しているのが残念ですが…」(芸能ライター)

 番組後半では、「人間関係をうまく構築できる人」という心理分析の結果が出た坂上。「人が好きすぎて、人を回避しているところがある」という分析結果だったが、井上のことを大嫌いな態度は最後まで崩さなかった。そんなブレない姿勢もバラエティでひっぱりだこになる理由だろうが、その坂上は近いうちにバラエティから姿を消すことになる。俳優である坂上が、畑違いのバラエティでこれだけ重宝されていること自体が異例ともいえるが、本来は井上をはじめとした芸人たちが奮起しなければいけないともいえる。『ナカイの窓』でも一番目立っていたのが坂上であることを考えると、今後のバラエティ界を誰が盛り上げていくのかは注目したいところだ。
(文=津本ひろとし)

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