小籔ブチ切れ「コンパやったら答えとったやろ!」下ネタに過剰反応するミカパン

※イメージ画像:フジテレビ系『ミカパン』番組情報より

 14日深夜に放送された『ミカパン』(フジテレビ系)にビッグポルノ(小籔千豊+レイザーラモン)の3人が出演した。フジテレビの○○パンシリーズといえば、同局期待の新人女子アナが担当する名物番組。もちろん、この秋から番組に抜擢された三上真奈(24)も将来のエースアナとして活躍を嘱望される女子アナというわけだ。

 しかし、このミカパン、ネット上などの評判を見る限りその評価はあまり高くない様子。試しに「ミカパン」で検索をかけてみると、「ケバい」「可愛くない」といったワードが後に続き、彼女については不評酷評が目立つ。特に彼女の喋り方には不快感を抱いているユーザーも多いらしく、「聞き取りづらい」「何言ってるかわからない」といったコメントが見られる。今年入社したばかりの女子アナに対しては少々厳しすぎる意見とも思えるが、プロとしてテレビに出ている以上は最低限のスキルを身につけろということなのだろう。

 だが、そんな滑舌問題以前に、ミカパンという女子アナには、もっと違う問題があるように思える。天然というキャラクターや不慣れなためと言ってしまえばそれまでだが、彼女の空気の読めなさ具合は大きな問題。それこそバラエティ番組では致命的な欠陥となりかねないものだ。特に自分勝手な発言や的外れな言動が多く、それゆえネット上で「何言ってるかわからない」などと批判されているのかもしれない。

 たとえば、この日の放送で小籔が、伊勢神宮に行った際にファンに絡まれたという、いわゆる“すべらない話”を披露していたときにも、オチの前になっていきなり彼女は「何なんですか、この話?」と、合いの手ともツッコミともいえない言葉でトークを打ち切ってしまった。

 また、ビッグポルノの新曲「BLOOD JAPAN TEAR」の紹介でも、“ブラッド”を“ブルード”と読み間違えてしまうミカパン。芸人ではないのだからトークが下手でも構わないが、楽曲紹介などは女子アナの本業といえる。笑顔でミスを取り繕ってはいたが、新人だからでは済まされない。単なる勉強不足は改善したほうがいい。

 さらに小籔が「BLOOD JAPAN TEAR」という曲が、女性のブラジャーとパンティについて語ったものだと説明し始めると、いきなりミカパンは「ストーップ!」と声を上げる。そしてすかさず「今のアリですか?」とスタッフに問いただす。どうやら、ミカパンとすれば小籔の発言が下ネタに聞こえたようである。しかしもちろんその程度は問題ない。スタッフからGOサインが出ると、「OKが出たので」と渋々話の続きを促した。

 その後、女性の下着問題(上下が違うことなど)についての歌だと説明した小籔が、「ミカパンさんはどんなブラジャーをつけてるんですか?」と質問すると、先ほどよりも大きな声で「アウトー!」と叫ぶミカパン。続けてRGが、「色は言いにくいから、暖色系か寒色系か?」と聞くも、ミカパンはいかにも不愉快な顔でしばらく無言になってしまった。そんなミカパンの態度に、小籔が「大学時代のコンパやったら答えとったやろ」とチクリと言うが、ミカパンは何も答えなかった。

 また、番組のラストにはRGが得意の“あるある”を披露したが、このときのミカパンの態度もどこか不自然だった。曲に乗せて歌われるRGの“あるある”といえば、なかなか言わないというのが最大の面白み。しかし、ミカパンはどうやらこのことを知らない様子で、なかなか“あるある”を言わないRGに対して、怪訝な表情を見せ、「続くんですか?」と普通に戸惑っていた。最終的には笑ってはいたものの、RGのあるあるネタを初めて見るような眼差し。今後、バラエティ担当の女子アナとして活躍するには、有名なRGのネタくらい知っておいた方がいいだろう。

 大した下ネタでもないのに過剰に反応するミカパン。元々の性格や育ちが影響しているのだろうが、彼女も24歳の大人の女性である。あまりにも過敏なリアクションは視聴者をしらけさせてしまう。バラエティ担当の女子アナとして成功するには、もう少し許容範囲を広げる必要があるだろう。ともあれ、まずは楽曲や芸人のネタといった、基本的な知識の勉強から始めるべきではないだろうか。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/
著書『松本人志は夏目漱石である!』(宝島社新書)

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