祝!東京五輪開催決定!! 「お・も・て・な・し」の滝川クリステル株も急上昇

※イメージ画像:『CREA 2010年4月号』文藝春秋

 日本時間の9月8日早朝、アルゼンチンの首都ブエノスアイレス市で開かれたIOC総会で、2020年の夏季オリンピック・パラリンピック開催地が東京に決定した。早くもスポーツ・政治などの各方面から開催決定を喜ぶ声が続々届いているが、その功労者として注目されているのが、かつて『ニュースJAPAN』(フジテレビ系)での斜め45度の原稿読みで一世を風靡した、フリーアナウンサーの滝川クリステル(35)だ。

 世界のIOC委員の前で、プレゼンテーターとして、流暢なフランス語で東京の魅力を話したクリステル。中でも印象的だったのが、丁寧なジェスチャーを交えてゆっくりと語った「お・も・て・な・し」の言葉だった。

 これが決め手となったのか定かではないが、東京は見事、決選投票でイスタンブールを破り2020年のオリンピック・パラリンピックの開催地に決定。同席した安倍総理や猪瀬東京都知事もホクホク顔だ。このことについて、クリステルの出身地・フランスで働く日本人女性はこう話す。

「フランス生まれで、英語とフランス語と日本語がペラペラ。そういうコスモポリタンなところは、欧米人を中心にウケたでしょうね。あの『おもてなし』の演技も、日本生まれの日本人だったら、恥ずかしくて途中で笑っちゃいますよね。そういうことができるクリステルは、やっぱり強いと思います」

 招致の「凱旋帰国」を前にして、8日夜の報道バラエティ『Mr.サンデー』(フジテレビ系)にも生中継で出演したクリステル。古巣ともなるこの番組で、「おもてなし」のジェスチャーはトレーニングコーチからの指導を受けてのものだったり、「おもてなし」という語句を象徴的に使ったのは、クリステルから招致スタッフへの直談判によるものだったりといった裏話を早くも披露した。

 さて、海外にも好感をもって受け入れられたクリステルのスピーチだったが、生中継や録画放送でコレを一番目にしたのは日本人だ。彼女の今後のアナウンサー活動にはどう影響するのだろうか。

「クリステルは、原発事故の起こった11年3月まで、東京電力のオール電化のイメージガールでしたからね。その後も、今年3月まで『Mr.サンデー』への出演を続けていましたが、新しく報道番組に起用するには、少々スネにキズのある形だった。今回のことでイメージは確実に好転しますし、何より原稿読みがうまい実力派なので、今秋の番組改編で報道番組に起用される可能性も十分あると思いますね」(芸能誌編集者の男性)

 五輪開催は7年後の2020年。「おもてなし」という名コピーも世界に発信した以上、少なくとも7年間の仕事は保障された形と見ていいだろう。『Mr.サンデー』降板後、地上波レギュラーのなかった彼女にとっては、これ以上ないくらい華々しい復活となりそうだ。

 ところで滝川クリステルといえば、交際中の俳優・小澤征悦との結婚が年内にも公式発表されるかとウワサされている。略奪愛と報じられたこともあるこの関係だけに、結婚宣言のベストなタイミングは、晴れムード渦巻く今しかないのでは!?
(文=是枝 純)

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