1時間番組でわずか50秒の出演 「うそつき!?」菊地亜美、トークは限界!?

 15日に放送された『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)に、アイドリング!!!の菊地亜美(22)が出演した。しかし、1時間のトーク番組で、わずか1エピソード50秒足らずしか披露できず、バラエティで活躍するアイドルとしては不甲斐ない結果を見せてしまった。

 菊地がトークを披露したのは「スターの買い物」というコーナーで、「高級梅干」にはまっているというもの。「基本、食べるものにはあまりこだわらないんですけど」と言う菊地が、仕事先で食べた梅干の味が忘れられず、今では一粒300円する高級梅干を毎日食べているという話だった。

 写真を見せながらトークを展開する菊地に対して、MCのダウンタウンは2人揃って、「菊地の話は嘘やからなぁ~」と、話半分で聞いている様子。そんな2人の言葉に、菊地は必死で「嘘じゃないですよ」「毎日食べてるんですから」と訴えたが、浜田雅功(50)に「お前が嘘つきなのは、お前のオカンから直接聞いてるで」と言われると苦笑いを浮かべ、「コレは本当です」「確かに嘘をつくことはありますけど…」と反論の余地はなかったようだった。

 もちろん、1エピソードしか披露できなかった菊地だが、ほかのゲストのトークのリアクションなどでは画面に映ることもあった。しかし、この日出演したほとんどのゲストが平均2~3のエピソードを話す中で、バラエティを主戦場とする菊地の存在は薄かったと言わざるを得ないだろう。特に、バラエティで活躍する必要もないと思われる、俳優の加藤雅也(50)や大浦龍宇一(44)などが流暢にトークを披露する様子は、悔しかったに違いない。

 とはいえ、普段バラエティ番組などに出ることの少ない俳優や他ジャンルの人間のトークは、ただそれだけで“貴重”であることも事実。毎日のようにバラエティで活躍する菊地のトークなど、視聴者にとっては食傷気味ともいえる。同じ質のトークであれば、必然的に珍しいものが選ばれるということだ。

「特に『ダウンタウンDX』という番組は、収録の前に入念な打ち合わせがあることで有名ですからね。すべてのエピソードが、念入りに構成されて、収録に入るそうです。今回、菊地さんが1エピソードしか披露できなかったというのも、制作サイドの意図があってのことかもしれませんね。この日のゲストには、矢口さんと離婚した中村さんが出演していましたから、彼に天然なツッコミを入れるのを期待されたのかもしれません。まあ、そもそもDXでは大御所、スポーツ・文化人系、期待の新人、アイドル、芸人とゲストの大枠が決まっていますから、菊地さんはアイドルとしてはめ込まれたのでしょう」(業界関係者)

 12日に放送された『ストライクTV』(テレビ朝日系)の中で、菊地は、バラエティ番組に出演する際には、収録前に何度もマネージャーにトークを確認してもらうと語っていた。そして、常日頃からどうすれば自分のトークが放送されるかを研究しているともいう。バラエティにかける情熱はまさに芸能人の鑑といったところだろう。しかし、今回のDXでは、ダウンタウンに「嘘つきやからな」と言われた菊地とすれば、番組を見直すより、実体験としてのエピソードを増やす努力をしたほうがいいのかもしれない。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/
著書『松本人志は夏目漱石である!』(宝島社新書)

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