織田裕二が「世界陸上」降板危機 あの絶叫が見れなくなる!?

odayuji0524main.jpg※イメージ画像:織田裕二
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 8月10日から約一週間にわたってモスクワで開催される「世界陸上」。二年に一度の陸上競技の祭典を今年もTBSが独占放送するが、8大会連続でメインキャスターを務めてきた俳優の織田裕二(45)が中継から“消える”のではないかと発売中の「週刊文春」(文藝春秋)が報じている。

 記事によると、07年の大阪大会の中継内容に不満を抱いた日本陸上競技連盟が、09年のベルリン大会前に「純粋なスポーツ中継にしてほしい」とTBSに申し入れたことが発端。07年の大阪大会では、織田が現地の蒸し暑さを例えた「確実にむっと来てますよ段々」などの数々の迷言を残し、声がかすれるほどの絶叫で選手たちを応援した。一部では人気を博している織田のハイテンションぶりだが、これに加えて過剰な煽り演出などもあったことで陸連側は困惑したようだ。

 陸連からの要請に対し、織田は「内容を変えるなら降りる」と反発。だが、TBSが何とか織田を説得して出演受託にこぎつけ、ベルリン大会は以前に比べれば絶叫の少ない中継になった。11年の韓国・テグ大会でも控え目な放送になっていたが、大ファンのハンマー投げ・室伏広治の金メダル獲得で抑えがきかなくなり「ムロフシィィィィッ!」と大興奮。直後にひとしきり室伏について語ったかと思えば、おもむろに生放送のカメラに背を向けて、しばらく無言でフィールドを眺めるという暴挙を敢行。あまりにもフリーダムな奇行でお茶の間を沸かせた。

「クールな態度で臨んだベルリン大会は織田のハイテンションぶりを期待していた視聴者から評判が悪く、織田は『やっぱり感動をそのまま出さないと伝わらない』と周囲にグチっていた。その反動と室伏の活躍が、テグ大会での爆発につながったようです。しかし、これを陸連側が再び問題視。またも水面下で番組内容改善の要請があり、それを飲めないとゴネる織田と陸連の意向を無視できない局の間で出演交渉が難航している」(テレビ局関係者)

 とはいえ、世界陸上の盛り上がりは織田あってこそ。局側としては、視聴率のためにも織田を使いたいはずだが…。

「当初は1千万円台だったとされる織田のギャラだが、大会を重ねるごとに右肩上がりにアップし、前回大会では2000~3000万円が支払われていた。ギャラアップを要求しながらも、陸連の要請には反発するという織田のワガママぶりに局側も耐えられなくなってきている。しばらくドラマが当たっていない織田の人気自体も下降線になっているだけに、メインキャスターを嵐の櫻井翔やSMAPの香取慎吾などのジャニーズタレントに切り替えた方がいいのではとの案も出ている」(前同)

 しかも、織田は7月スタートのフジテレビ系連続ドラマに主演予定で大会スケジュールと重なる。テレビ業界では、同じタレントが同時に裏番組に出演することはタブーとなっており、ドラマが放送される木曜夜10時台は世界陸上の中継に出演できなくなる事態も起こりうる。織田のハイテンションな絶叫を楽しみにしているファンは多いが、今回は不安要素が多く出演できるか微妙なところのようだ。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops

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